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マンモス60匹の骨が一気に見つかる 2万5000年前の旧石器時代の家?





氷河期前、人類がマンモスなどの骨で作った最も古い円形構造物が発見された。

イギリスのエクセタートデなどの国際研究チームは、ロシアのコーステンキー遺跡で、2014年マンモス骨製の円形の構造物を発見し、翌年から3年間の発掘調査に入った。約2万5000年前作られたこの構造物では、巨大な60匹分のマンモスの骨をはじめ、トナカイと馬、熊、オオカミ、赤キツネ北極キツネの骨も多数出てきた。

いわゆる「ボーンサークル(bone circle)」と呼ばれるこのような構造は、旧石器時代に人が寒さを避けるために作られたもので、一種の家と思われる。これまで、ロシア西部の平原だけでなく、ウクライナで70個程度発見されたが、ここはその中で最も古い場所で、サイズも幅12.5メートルと最大とされる。

モスクワから南に約520㎞の距離にあるこの遺跡では、1960~1970年代にも似たような構造物が発掘されて遺跡には、コテンスキー11という名前が付けられた。


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