日本の慰安婦被害者として有名なイ・ヨンスさん(92)は過去29年にもわたり、慰安婦の水曜集会に参加してきた。
この水曜集会というのは水曜日の正午に日本大使館前(現、元日本大使館)で行われる集会で、慰安婦問題に対する真相究明と被害者に対する日本からの公式謝罪と賠償を求めるという集会だ。日本でもある程度知られている集会で知っている人も多いだろう。
しかし、そんな水曜集会にイ・ヨンスさんが今後参加しないと言う。7日に大邸南区の喫茶店で記者会見を開き「水曜集会をなくさなければならない。 なんの役に立たない。 参加した学生(若者)たちが出した募金はなにに使われているのかも不明だ」と水曜集会を批判。
さらに「来週からは水曜集会に参加しない。集会は学生から金を受け取り学生達は苦労するばかりだ。勉強もまともにできない」と付け加えた。
イ・ヨンスさんは29年間、慰安婦団体に利用されてきたとしており、記者会見で水曜集会を批判し、そして募金やその使い道について提起した。
具体的には「全国のおばあさんたちのために募金されているはずだが、このお金をおばあさんたちに使うのではなく、いったい何に使っているのかわからない」と慰安婦団体のお金の行方を指摘した。
慰安婦関連団体が出版した慰安婦被害者の話を盛り込んだ書籍は、内容の検証がまともにしないまま、出版されていると慰安婦本にも批判。
これに対して慰安婦団体のユン・ミヒャン前理事長は「寄付金と関連した会計は厳格かつ透明に管理され、個人的に利用することは不可能だ」と説明。このユン・ミヒャン前理事長は総選挙で比例代表で当選した人物だ。
これに対してイ・ヨンスさんは「最近メディアのインタビューで『イさんがユン氏を支持し、あいさつを交わした』という話はすべてユン・ミヒャン前理事長の作り話だ」と暴露。
どうやらイ・ヨンスさんは売名にも使われていたようだ。
イ・ヨンスさんは今後はどの団体とも関わらないとしており、水曜集会にも参加しないという。
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