韓国の慰安婦団体である日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(略して、正義連)が、慰安婦被害者達の憩いの場として購入し運営した京畿道(キョンギド)の「平和と癒やしが出会う家」関連の疑惑が浮上している。
この建物は周辺の相場よりも高い価格で購入されていたのだ。
17日、正義連は、2013年9月、京畿道安城に2階建ての一戸建て住宅を7億5000万ウォンで購入した。慰安婦被害者たちのお婆さんたちの憩いの場として活用させるものだった。現代重工業から受け取った10億ウォンの寄付金を購入代金に充ててインテリア費用などをを負担。
しかし、購入代金が当時相場より高かったという指摘が挙がっている。未来統合党の郭尚道(クァク·サンド)議員によると、2011~2015年のこの地域一帯の一戸建て住宅は6500万~2億ウォン水準で取引された。近くの不動産業者は「当時スチールハウス工法でシンプルに作ったとすると、通常坪当たり300万~350万ウォン程度が建築費に入ると見れば良い」と語った。避難所の建物の延べ面積(195.98㎡)を考慮すると、一般的に建築費は約2億ウォン前後だ。土地の価格を十分に打つも7億5000万ウォンは過剰な価格だとしている。
住宅内の資材によって建築費が異なる場合もある。憩いの場の土地と建物の保有者だった建築会社は「しっかり建てるため価格は高くなる。またレンガを使い歳に1000ウォンの高級レンガ資材だけを使い、安城で最もしっかり作られた家となった」と説明した。更に「実際は9億ウォンはかかったが、元慰安婦の憩いの場と聞いて7億5000万ウォンに値引きした」と説明した。
・憩いの場 売却される
結局この憩いの場は先月23日に半分の4億2000万ウォンで売れた点でも議論が挙がっている。正義連は2016年から憩いの場の事業を中止しておりウリに出していたがこれまで買いたいという人が居なかったという。
売却依頼を受けた不動産業者は「昨年6月頃に、ユン・ミヒャン(元理事長)から売却してほしいと連絡があり、4億5000万ウォンで売りに出すことにした。突然3月頃にほかの顧客を通じてその家が売却されたという知らせを聞いた」と語った。
またほかの仲介業者も「いつの間にか売れてしまった」と語っており困惑している様子だ。