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中国に続きアメリカでもペストが発生 伝染力が非常に強く致命率は50~60%





新型コロナウィルスが拡散している中、中国に続きアメリカでもペストが発見された。

つい先日、野生のマーモットを食べたのが原因でペストにかかった患者が中国で発見されたばかりだが、今度はコロラド州ジェファーソン郡の野生のリスからペスト陽性反応を見せたという。ペストにかかったリスは11日、街中で発見された。

アメリカでは毎年7件のペスト患者が報告されている。ただしジェファーソン郡でペストが発見されたのは今回が初めて。

ペストはペスト菌によって発生する伝染病で、予防措置をしなければ人や家畜に感染してしまう。

人はペスト菌を持ったノミに物理的に感染した齧歯類の血液や体液に接触した場合、ペストにかかるという。ペストの伝染力は非常に強く、致命率は50~60%に達する。世界保健機関の推定致死率も8~10%と高く、リンパ節浮腫、発熱、悪寒、筋肉痛、関節痛、頭痛の症状が現れる。

正式名称は「ペスト」だが、14世紀のアジアとヨーロッパ大陸を席巻し、最大2億人の命を奪い、「黒い死/黒死病」(Black Death)という意味で呼ばれていた。

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