8月4日に起きたレバノンの首都ベイルートで起きた爆発の動画を巡ってフェイク動画が拡散していることがわかった。
現地の目撃者が撮影したもので煙が立ち上る様子が映っている。しかしこの動画が改変されSNSなどに投稿されているのが確認された。改変後の映像では映像は白黒が反転されて写真のネガ映像となり、映像の左上側からミサイルのような物体が墜落する様子もうかがえる。
元の映像にこのようなミサイルがあったら誰もが気付くはず。誰が何のためにこのような改変をおこないフェイク動画を流したのか。そのほかにも飛行機の音が差し込まれていたりという改変も行われている。
海外でもこの動画は問題としており、TikTokやTwitter、Instagramなどでは既に削除されている。
ただ日本の某ブログメディアはこの映像を使い「レバノンの爆発の原因が判明…とんでもないモノが映ってた…(証拠動画あり)」として扱っている。一部のユーザーに人気のあるブログメディアだけに、フェイクと分かっていてあたかも事実かのように扱っていたのは残念である。