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レバノンで5000人が集まる大規模政権退陣デモが行われ死者も 首相「早急に総選挙を検討する」





8月4日のベイルートでの爆発事故と関連し、政府を糾弾する大規模なデモが8日に行われた。デモ隊と警察が衝突し、警察1名が死亡、170人が負傷する事態となったこの大規模デモ。

レバノンのハッサン・ディアブ首相は事態を終息させるために早急にも総選挙を検討するという。

デモ隊は5000人規模で、ベイルートの中心地の広場に集まり政権退陣を求めた。デモ隊はこの日を「複数の土曜日」と定め、爆発の犠牲者のために正義をたてなければいけないと主張。

また“国民は政権を没落させる”というスローガンを叫び「退け、おまえらは全員殺人鬼だ」というプレートを掲げた。

デモ隊は警察に向かって石を投げ、数名は議会の建物に進入しようとした。これに対して警察がデモ隊を制圧するために催涙ガスとゴム弾を撃ち衝突が起きた。
一部のデモ隊は外務省、エネルギー部、経済部、環境部の4つの省庁の建物を襲撃。

このデモによりデモ隊と警察172人が負傷し、55人が病院に搬送され、またデモ隊の攻撃を受けた警察1名が死亡したと報告されている。

4日の爆発事故では死者は少なくとも158人と発表しており、負傷者は6000人、更に60人が行方不明となっている。