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コロナワクチン開発に急ぐ中国 職員やその家族らを実験台にして数千人にワクチンを投与





中国の医薬品企業シノバック(Sinovac)が新型コロナウィルスのワクチンの開発をしており、中国当局からの承認を得るために従業員とその家族ら数千人に既にワクチンを投与したという。

今世界中で新型コロナウィルスのワクチン開発が急がれる中、中国では治験ではなくこのように従業員と家族に投与して安全性と有効性を証明するのだという。

シノバックが開発中の新型コロナウィルスワクチンは、ブラジル、トルコ、バングラデシュなどで臨床試験を進めている。シノバックは、早ければ今年末までに当局のワクチンの使用承認を受ける予定だ。年間3億人分のワクチン生産を目指し、先月末ワクチン生産工場を稼動し始めた。

シノバックCEOは「まだ臨床試験が終わっていないワクチンであるが、中国当局の新型コロナウィルスワクチンの緊急使用の承認に基づいて、従業員を対象にワクチンを優先使用した」と述べた。

中国当局は、7月22日新型コロナウィルスワクチンの緊急使用を承認し、特定の職業を対象に、新型コロナウィルスワクチンを投与し始めたと述べた。

ワクチン接種対象者は医療スタッフと伝染病防疫剤、国境担当職員などで、新型コロナウィルスにさらされるリスクが高い労働者に伝えられた。