北海道でハロウィンの騒動に乗じてパトカーを盗んで逃走するんという動画が投稿されている。
動画を見ると黄色い服を着た若者がパトカーに乗り片手を挙げて「イエーイ」と叫んで逃走。それに気付いた警察が「おいおいおいおい!」と追いかけるという9秒の動画だ。
・実はフェイクだった?
このパトカーを盗んでの逃走の一連の動画はフェイクだというのだ。動画をうまく加工したのかというわけでなく、そもそもこのパトカーは北海道警察の正式なパトカーには似ているが「POLICE」の文字が無く、映画やドラマなどで使われるものだという。
それを見て追いかけようとした警察2人も本当の警察ではなく、偽物の警察の可能性があるという。
・いずれにせよ犯罪
ではこの若者達は悪く無いのか……ではなく別の罪に問われる可能性がある。この動画が無許可で撮影されたものだとしたら軽犯罪法1条15号に「官公職、位階勲等、学位その他法令により定められた称号若しくは外国におけるこれらに準ずるものを詐称し、又は資格がないのにかかわらず、法令により定められた制服若しくは勲章、記章その他の標章若しくはこれらに似せて作つた物を用いた者」と書かれている通り、警察でないのに無許可で警察と偽る行為となる。
ではパトカーのレプリカはどこまでOKなのか? 実は白と黒に塗るところまでは問題無いが、名称を入れる事は禁止されている。名称とは「○○県警、POLICE、機動隊」と言ったものやロゴマークを入れて公道を走ることが禁止だ。映画やドラマの撮影は事前に撮影申請を行って公道を使用している。
動画はフェイクの可能性が濃厚だが、別の問題で諸々犯罪の予感がするこの動画。若者らはネタ動画を撮影し拡散させたかったのだろうか。
今回の動画では使用していないが、サイレンを鳴らすのも公安委員会遵守事項違反となる。
コメントを見る (1)
死刑で