中国全土のトイレに生理用ナプキンを置く運動が拡散している。
生理用ナプキンを置く運動は、女性運動の一環として、経済的困難により生理用ナプキンの購入が難しい学生を助けるとともに、女性であれば、自然な現象であることを伝えるのが主な目的である。
昨年10月に、香港のある中学校トイレに無料生理用ナプキンボックスが登場したのが切っ掛けで開始されたこのキャンペーンは、その後、上海などに広がっていった。現在、少なくとも338校などがキャンペーンが行われている。
無料ナプキンを提供して投げかけるメッセージは一つだ。
「一つを持っていけば、後で一つをまた持ってくるように。 もう恥ずかしがらないでほしい」
このキャンペーンの主催者は「経済的な困難などで生理用品を購入することが困難な彼女らに生理用品を使えるようにすることが第一の目的で、自然な身体機能をめぐる羞恥心をなくすことが第二の目的」と明かした。
これについて女性人権活動家は、「これは経済的闘争でもある。 生理用ナプキンを購入するために努力しなければならない女性に代わる闘争」と説明した。
これに対してネットでは「良いアイデアだが中国のトイレ汚そう」、「多分盗まれる」、「中国はゴミ入れるだろうな」、「中国にも美しい運動があるんだね」、「使用済みは僕が回収したいです」という意見が投稿されている。