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太り過ぎた300キロの男性が骨折 50人とクレーンを使い救助大作戦 近隣住民は避難命令





体重300キロのフランスの男性が足を骨折し、病院に搬送する手段がないため、クレーンを動員し大がかりな移送手段をとった。

この日のフランスの南西部の海岸都市ペルピニャンの住宅で一人では起きることができず、体が大きすぎてドアや階段を通って外に運ぶことができない肥満の男性患者を救助するため、警察官、消防救助隊員、そして医師など50人余りの救助スタッフが動員された。

体重約300キロのアラン・パナビエール(53)はここ数ヶ月、自宅で身動きもとれずにいた。パナビエルの代理人であるジャン・コドグネス弁護士によると、彼は足を骨折したあと動けなかったという。彼の兄弟が食事の支度をするなど面倒を見ていたが、最近になり病状が急激に悪化した。

コドグネス弁護士はまた、10月末にダルマネン内務長官に緊急救助を要請する嘆願書を送ったことも明らかにした。 しかしその措置がなされず、数日後にはパナビエル側だけでなく、フランス反肥満連盟が「危険にさらされた人を助けることができなかった」として、政府を相手取って訴訟を起こした。

警察はパナビエールの2階建ての自宅前の狭い道を封鎖し、救助作戦を開始。万一の事故に備えて、近隣住民にも自宅に待機せず、外出しているように要請したという。

救助作戦に参加した建築専門家らは、建物の構造的安定性を強化する作業を行った後、2階の外壁に穴をあけた。その後、点滴を受けたパナビエールは、クレーンにぶら下がった金属コンテナに慎重に運ばれた。続いて地上に降りた後、待機していた救急車でモンペリエのある病院に運ばれた。

パナビエールの治療を担当した医師は「長い間動けずにいたが、再び動けば心臓機能低下症や静脈血栓症が生じる危険がある。これまで休んでいた彼の心血関係をよみがえらせている」と伝えた。続いて「患者は治療を終えた後、数週間以内にリハビリセンターに移送される」と付け加えた。