世界的な匿名アーティスト集団、バンクシーがイギリスのブリストルの住宅の壁に老婆がくしゃみをしている絵を描いたことで話題となった。ブリストルはバンクシーの聖地でもある。
この絵はバンクシー公式Instagramに投稿されており紛れも無く本物。
そんなこのバンクシーの新作が描かれた住宅が一夜にして話題になった。この家の家主であるアイリーン・マーキング(57)は当初の価値が30万ポンド(4100万円)ほどだったという。
ただバンクシーの絵がこの家に描かれると、価値が500万ポンド(6億8000万円)にまで高騰した。
しかし嬉しいことばかりではない。家主の息子はニック・マーキングは「一晩の間にバンクシーの新しい作品を見るために集まった人々に非常に困っている。絵の写真を撮るのは良いが家まで晒されている。今後どうすべきか悩んでいる」と明らかにした。
実際、バンクシーの新作が公開されたという事実が伝えられると、この家の周辺には大勢の人が訪れ、記念撮影を撮影する人などで大騒ぎになりちょっとした観光地となっている。そのため壁画を破壊されないように現在は作品には透明な板で保護されている。
話題のバンクシー新作は10日、英国で最も急な坂道で知られるブリストル・トーターダウン・ベールストリートのある住宅の外壁に登場した。『Aachoo』(アチュー、くしゃみの音)というタイトルの壁画にバンクシーはくしゃみをするおばあさんを描いた。くしゃみの反動で、おばあさんは握っていた杖とカバンを投げ出し、はめていた入れ歯まで外れてしまったという絵が。
バンクシーは道路の構造を急傾斜で活かすことで,壁画に臨場感を加えた。おばあさんのくしゃみによりまるで建物が傾いたような構図で描かれている。
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