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ポンペイ遺跡から2000年前のローマ時代の食堂が発見される 鶏やカモの絵 人の骨まで見つかる





約2000年前の火山爆発で消滅したイタリアの古代都市ポンペイ遺跡から当時の路上食堂が発見された。

イタリア・ポンペイ遺跡公園第5区域で古代ローマ時代の食堂「テルモポリウム」全体が姿を現したと伝えた。

ポンペイ遺跡を保存・管理するポンペイ考古学公園側は、古代ローマの庶民たちが空腹を満たしていたテルモポリウム遺跡を発掘したと発表。 ポンペイ考古学公園のマッシモ・オサンナ院長は「テルモポリウム全体を発掘したのは今回が初めて。ポンペイ最後の日、古代ローマ人たちが何を食べたのか分かるようになった」と述べた。

遺跡は昨年、公園の補修作業中に一部が偶然発見され、本格的に発掘が始まった。L字型の売り場にはフード・ポットが入っていたと思われる丸い穴が一定間隔で並んでいる。

売り場にはカモ2話、鶏などが描かれており、チームは実際に販売されていた食材だと推測している。一部には首輪で繋がれた愛犬やタツノオトシゴの女神ニンフ(ニンフェ)が発見されたのか人の遺骨も見つかったという。

具体的にどのような料理が振る舞われていたのか、お金はどのようにして払っていたのか、個人営業だったのか会社だったのかなど当時のことを想像するだけで楽しくなる。