アメリカのオハイオ州クリーブランドにて1984年に14歳の少女を拉致し強姦したあと殺害した疑いで死刑宣告を受けた64歳の男性がコロナで死亡した。
この男性は死刑宣告後、2009年の9月15日に死刑が執行されている。当日は執行官が薬物注射を試みたが、18回も注射を行ったが静脈の発見に失敗し最終的に死刑は延期。その後、死刑の再執行を命じたが、連邦裁判所判事があまりにも残酷だとして死刑を中止命令。
アメリカで死刑が失敗したのは1946年のルイジアナ州での電気椅子処刑で死刑囚が生存して以来となる(グリーンマイルの元となった話)。
それから今年の6月に死刑囚の死刑執行日が決定され、死刑囚は2022年3月頃に死刑執行される予定だった。
しかし死刑囚は新型コロナウィルスに感染し合併症により死亡してしまった。サラ・フレンチ刑務所では収監者の内124人が新型コロナウィルスに感染したと報道されたばかり。その内の1人が死刑囚だった。
ほかにも薬物による死刑執行が失敗した事例がつい最近あり、2017年11月、同じくオハイオ州に収監されていた69歳の死刑囚に薬物を投与しようとしたが、静脈を発見出来ずに失敗に終わった。
翌年2018年2月、アラバマ州刑務所に収監された61歳の死刑囚も静脈が見つからず死刑が失敗したばかりだ。