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1300万光年離れた場所にタイムトラベル通路「ワームホール」の存在確認





銀河中心部にある一部の超巨大質量のブラックホールが、実際には宇宙の遠い二つの部分を連結するワームホールの可能性があるという研究結果が出た。

天才科学者のアルバート·アインシュタインは相対性理論を通じて、空間または時間の2地点を結ぶワームホールの存在を予測したが、これまでにワームホールが発見されたことは一度もなかった。

しかし、ロシア中央天文大学研究陣は、活性下核(AGN)中心にあるブラックホールがワームホールの入口である可能性があると主張した。 AGNは「大量のエネルギーを放出する銀河の中心領域」を意味する。

理論的にワームホールは時間と空間を巡回できるため宇宙船が物理的に通過は可能だが、強力な放射能で囲まれたため、人間だけでなく宇宙船までも「時空間の旅」に耐えることはほとんど不可能である。

さらにブラックホールは入口から入った物体やエネルギーが別の出口から噴出したり飛び出たりしないが、ワームホールは入口から入って宇宙の別の場所を出口として出られるという。

ワームホールとブラックホールは密度が似ており、非常に強力な重力を持っている点など類似点も多く、一部のブラックホールがワームホールとして作動できると研究チームは見ている。

研究チームはまた、ワームホールの入口に入る物質が同時に、ワームホールのもう一つの入口から入ってくる物質と衝突する可能性もあると予測した。この衝突は、光の速度および華氏約18兆℃の温度でワームホールの両入口のプラズマ球体が拡張する結果を誘発し得る。

もし、このような衝突が発生すれば、プラズマが6800万ボルトのエネルギーでガンマ線を生成し、NASAの観測所は爆発を感知できるほどだ。

研究チームによると、ワームホールの可能性がある最も近い活性下核は、地球から約1300万光年離れた場所にあるセンターウルスA銀河だ。

研究陣は「ワームホールが実在するのか、実在するならその内部構造がどうなのかについて、私たちが知ることはほとんどない。しかし人間がこの遠い銀河系の核へ旅行に行くことができれば、潜在的な宇宙飛行の新しい道や時間旅行の道が開かれるだろう」と述べた。

ただ「問題はワームホールが強力な放射線に囲まれているうえ、地球から1300万光年も離れているため、ワームホールを実際に確認するには時間がかかるだろう」と付け加えた。

詳しい研究結果は、英国王立天文学会の月刊報告最新号に掲載された。


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