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手抜き工事をした市長 住民に捕まり木に縛り上げられる





手抜き工事をしたメキシコの現職市長が住民たちに捕まり、木に縛られる被害にあった。ひどい目にあった市長は、手抜き工事を正すと約束した後、やっと解放された。メキシコ・チアパス州フロンテラモマラパで13日に起きた事件だ。

この都市の市長オスカル・アルマンド・ラミレスは飲み水タンクの竣工式に出席したが、その際に住民たちに捕まってしまった。その市長捕獲計画にて市長を捕まえたのは、11ヵ所の町から駆けつけた住民代表たちだった。住民の怒りを買ったのは市長の治績、飲み水のタンクだった。

問題の11の町は飲み水の供給がままならない所だ。ラミレス市長は、住民たちに「豊かで丈夫な飲み水タンクを作って、全住民が水の心配が必要無いようにする」と約束した。

現地メディアによると、ラミレス市長は「確実な住居保障」というインフラプログラムを公約している。快適な環境が保障される住宅を建てて普及するという公約で、飲み水の供給は同事業の一環として推進されたという。住宅の普及に先立ち、きれいな飲み水から供給するという大きな絵(公約)を描いたのだ。

そのため、飲み水のタンクは完成したものの、完成式典に先立って、住民らが確認した状態はめちゃくちゃだった。飲み水タンクの内部にはすでにあちこちに亀裂があり、継ぎはぎの跡が残っていた。しかも補修作業まで適当だらけで貼られていたセメントが剥がれた所も発見された。

「こんな適当な工事で竣工式を行うのかよ?」と激怒した町の代表たちは、会場を訪れた市長を不意打ちし捕まえて木に縛った。

住民たちが公開した写真を見ると、ラミレス市長は両手を後ろ手に縛られたまま、木に縛られている。まるで「俺は罪人だ」と告白するかのように、市長は頭を下げている。

現地メディアによると、ラミレス市長は2時間以上、木に縛られたまま住民から罵倒を浴びせられていた厳しく叱られた。住民たちは「でたらめな材料を使ったのが手抜き工事の原因」とし、市長に反省を促した。ラミレス市長は、手抜き工事の責任者自身にあると認め、全面的な補修を約束した後、ようやく解放された。

住民代表らは「飲み水タンクに直接入って確認してみると、すでに状態がめちゃくちゃだった。市長に堂々と責任を問い、報酬の約束を取り付けた」と述べた。