Facebookは、オーストラリアマスコミのニュース投稿と共有を全面的に中断すると、オーストラリアの政治家たちが、Facebookを北朝鮮と比較し、FacebookのCEOであるマーク・ザッカーバーグは北朝鮮の金正恩と同じじゃないかと批判を続けている。
バーナビー・ジョイス元オーストラリア首相は、「Facebookの今回の決定は、まるでマスコミを統制する北朝鮮と似ており、FacebookのCEOは、北朝鮮の金正恩とそっくりだ」と主張した。彼は「マスコミは民主主義に必須であり、Facebookがこの価値を認めていない場合、むしろメディアを制御する北朝鮮に行け」と批判した。
マーク·マッゴワン西オーストラリア州首相は「Facebookの今回の決定は非常に不適切で危険な行動であり、北朝鮮の独裁と違いはなく、マーク·ザッカーバーグは北朝鮮の独裁者と同じだ」と猛烈に批判した。続いて「Facebookは反民主主義的であり、米国政府が介入しなければならない」とバーナビー・ジョイス同じく批判した。
Facebookは2月18日午前、オーストラリアメディアのニュース投稿と共有を全面的に禁止した。これはオーストラリア政府がFacebookやGoogleなど国際的なプラットホームが報道機関のニュースを露出する代価として莫大な広告収益を稼ぎながらも報道機関に費用を支払わないとし、この費用を強制するための「ニュースメディア交渉法」を制定したことに対する反発とみられる。Facebookは「オーストラリア政府のニュースメディア交渉法案はプラットホームとメディアの関係を完全に間違って理解したものであり、メディアは記事を自発的に掲載している」と主張した。
18日からFacebookでオーストラリアメディアの記事だけが遮断されたのではなく、気象庁、保健部、火災や非常サービスなど重要な情報を提供する政府機関、さらには慈善団体や地域グループまでも遮断されたため、TwitterなどほかのSNSプラットフォームには「#フェイスブック削除」「#ザッカーバーグボイコット」といったハッシュタグが拡散している。一方、Googleはオーストラリア政府と交渉を通じて、マスコミの記事露出に対する費用を支払うことにした。