韓国サッカー選手のキ・ソンヨンが小学生の頃に1年後輩に対して性的暴行を行ったという疑惑が浮上している。
24日、韓国のスポーツメディア「インターフットボール」はキ・ソンヨンの1年後輩である被害者のインタビューを報じた。
被害者は「口での性行為」を強要させられたと告発し、加害者の名前としてキ・ソンヨンを挙げた。
キ・ソンヨンと被害者は小学校の頃に同じサッカー部だったという。サッカー部時代には仲間と365日、30人を超える人数で合宿生活をしてきたが、その中で起きた性暴行だという。
ほかにも被害者はいるようで、体罰や暴行を受けていた人もいたという。
具体的にキ・ソンヨンは20~30人集まっている中でこのような行為が行われたのではなく、別の部屋に被害者を呼びつけ性暴行や体罰を行ったという。
しかしキ・ソンヨンはこれを全て否定し、所属事務所C2グローバルは「名誉毀損だ、法的措置も検討している」とコメントしている。
・キ・ソンヨンが会見を開き反論
そんなキ・ソンヨンが27日、全州ワールドカップ2021 Kリーグ開幕戦を終えたあと記者会見を行った。この場でキ・ソンヨンは「事情は知っている。小学生の頃に性的暴行をしたという件だ」と語りはじめ、「私は性的暴行を犯したという烙印が押された。だが隠れたり逃げたりしたくない。堂々とこのことについて解決したい」と語った。続けて「証拠があれば迅速に出してほしい。なぜ証拠の話をしないのか分からない」と主張した。
2月26日、性的暴行を受けたと主張した被害者は、法律代理人の弁護士が「キ・ソンヨンが望む通りにしてやる。近い内に証拠を全て公開する」と語った。
キ・ソンヨンに対する疑惑は、2月24日に弁護士が報道資料を出し、元国家代表のプロサッカーA選手と元選手の外来教授B氏への性的暴力疑惑を伝えたことから始まった。
A、Bが2000年に全羅南道の小学校で、当時1学年下だった後輩のCとDに対し、口腔性交を強要するなど、性的暴行を加えたという。
被害者に代わって該当事案を伝えた弁護士は、具体的な実名は言及しなかったが、「光州出身で最近首都圏のある名門に入団した国家代表スタープレーヤー」という説明に基づいて、ネットユーザーの間でキ・ソンヨンの名前が取り上げられた。
・猿真似パフォーマンスで批判された人物
キ・ソンヨンといえば2011年1月25日、AFCアジアカップの準決勝の日本対韓国において、同選手はPKを決めたあとにパフォーマンスとして「猿まね」と行った。猿まねは韓国人が日本人を侮辱する際に使用されるジェスチャーであることから国内外から批判が殺到。
このパフォーマンスを行った理由として「観客席にあった旭日旗を見て涙が出た」と、旭日旗に腹を立てたとしている。しかし調査の結果観客席には旭日旗は無かったことが判明し、単に日本人を侮辱するパフォーマンスをしていたことが分かった。
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