ONE-NETBOOK初の10.1インチ『OneMix 4』今までの弱点を払拭したモデルだ！

2021/03/27 12:53:20

ITテクノロジー・ネット

ONE-NETBOOK初の10.1インチ『OneMix 4』　今までの弱点を払拭したモデルだ！

ウルトラモバイルPC『OneMix』シリーズを発売していたONE-NETBOOK社が昨年12月に行われた発表会でサプライズ的に発表した『OneMix 4』。

その際には数枚の写真が公開されただけだったが、その後詳細が明らかになり、10.1インチのノートPCだということが判明。

今まで7インチだった『OneMix』より一回り大きくなった『OneMix 4』。4月18日頃に国内で発売を予定しているが、一足先に製品をお借りしたのでレビューしたい。

『OneMix 4』は通常モデルとプラチナエディションの2種類がある。通常モデルはCPUがCore i5、プラチナエディションはCore i7となっている。
ストレージは通常モデルは256GB、512GB、1TBから、プラチナエディションは512GB、1TBから選択可能で通常モデルの256GBのみメモリが8GBとなっている（ほかは全て16GB）。

キーボードも英語キーボード、日本語キーボードを選択可能。
画面解像度は10.1インチモニターで2560×1600　10点マルチタッチ対応となっている。2048段階筆圧検知タッチペン対応となっている。インターフェイスはType-C USB3.0が1個、Type-C USB4.0が2個、microSDカードスロット、3.5mmイヤホンジャックとなっている。バッテリーは10000mAhで、PDによりモバイルバッテリーからの充電にも対応。本体サイズは227mm × 157.3mm × 9～17mm　本体重量は769g。そのほかにも指紋認証やキーボードバックライトも付いている。指紋認証は電源ボタンと兼用になっている。

・タッチパッドに変更はかなり良い
・思ったより大きな画面
・キーボードの配列がまともになった？
・タッチパッドの操作性は良好

・タッチパッドに変更はかなり良い

操作インタフェースは今までの光学式ポインティングデバイスから、操作しやすいタッチパッドに変更された。これはかなりの改良だろう。10.1インチになっただけのメリットはある。正直、光学式ポインティングデバイスは操作しやすいとは言えなかった。

・思ったより大きな画面

ディスプレイの縁が薄く最大限まで画面が使われていることから、画面が大きく認識できる。10.1インチよりも大きく体感できるのではないだろうか。ただ光沢液晶なので、明るい場所では見づらくなるというデメリットも生じてしまう。将来バージョンアップするなら非光沢も望みたいところだ。

・キーボードの配列がまともになった？

『OneMix』シリーズといえばUMPCの宿命なのか、小さいがためにキーボードが無理矢理な配列で有名だった。「何故このキーがここに？」と思ってしまうこともしばしば。あまりにも特殊過ぎて外部キーボードを接続して使った方が効率が良いのでないかと思ってしまうほどだ。UMPCに外部キーボードを接続するという本末転倒。しかし『OneMix 4』はそんな無理矢理配列も多少は解消してくれた。まつキーボードのボタンの大きさが少しばかり余裕が出来たのか大きくなっている。今まではローマ字配列がずれていたがそれも無くなったようだ。

・タッチパッドの操作性は良好

『OneMix 4』から採用されたタッチパッドだがかなり操作感は良い。スクロールは2本指で上下（左右のスクロールも可能）、最小化は3本指で下、元に戻すのは3本指で上にスワイプとMacに非常に似ているジェスチャーだ。

キーボード配列問題もほぼなくなり、光学式ポインティングデバイスからタッチパッドに変更。画面も小さすぎず丁度良い大きさになった。まだまだ小さいという人もいるだろうが常に持ち歩きたい人には丁度良いだろう。
モバイルバッテリーでの充電が可能なことから外出先でコンセントを探すことなく充電が可能なのも非常に有り難い。
全く弱点が無いと言うわけではないが、今までの『OneMix』シリーズの弱点を克服したかのような『OneMix 4』。

ONE-NETBOOK社はゲーミングUMPCの『OneGx1 Pro』も発売し今後も良質なUMPCに期待したい。

今回レビューした『OneMix 4』は個人的にも欲しいと思ったノートPCだ。なんせ個人的に使っているノートパソコンが2014年に買った物なのでかなりガタが来ている……。