調査の結果、就職活動において、約9割の就活生が、数字では測ることのできない『非認知能力』が求められていると感じ、就職活動は机上の学習だけでは戦えないと感じていることがわかりました。また、必要であると感じているにも関わらず、『非認知能力』の向上に関し、対策できていない人が4割以上いることが明らかになりました。
創英ゼミナール:https://www.souei.net
目次
非認知能力とは
「思考力」「表現力」「判断力」など、テストで数値化することが難しい、生きていくために必要な能力
【就職活動と非認知能力に関する調査】トピックス
■「非認知能力」というワードについて「知っている」と回答した就活生は約6割
■「非認知能力」という言葉について、内容まで理解している人は就活生の2割のみだったが、
就職活動において求められている力だと感じた人は約9割にも達した
■約9割の就活生が、就職活動は頭の良さ(机上での学習)だけでは戦えないと感じている
■「非認知能力」のなかで就職活動において最も必要なものは、
「社会性(協調性やコミュニケーション力)」(74.3%)、
就職活動中、特に社会性が求められる場面は個人面接であることが明らかに
社会性に次いで、「持続力(あきらめない、粘り強さ)」(36.7%)が必要であるという結果に。
持続力が求められると最も感じた場面はエントリーシートの記入。
■就活中にもっとも困る場面は、特に「非認知能力」が問われる“面接での受け答え”
■就職活動で特に必要と感じた「非認知能力」について、4割以上が「何も対策できていない」状況
■10人に9人が、「今からでも非認知能力を伸ばしたい」と感じている
【就職活動と非認知能力に関する調査概要】
調査方法:インターネット
調査時期:2023年2月実施
調査対象:全国の20代男女、就職活動中で今年または来年大学卒業見込み 合計300名
※本リリースの調査結果をご利用いただく際は、
【株式会社創英コーポレーション 調べ(https://www.souei.net)】とご明記ください。
「非認知能力」というワードについて、「知っている」と回答した就活生は約6割
内容まで理解しているのは2割のみだったが、就職活動において求められている力であると感じた人は約9割にも達した
「非認知能力について、あなたはどれくらい知っていますか」という質問に対して、「知っていて、内容まで理解している」または、「言葉を聞いたことがある程度」と回答した人は6割という結果に。内容まで理解している人は2割である一方で、「就活でこの非認知能力について必要だと思いますか?」という質問に36.3%が「そう思う」、50.0%が「やや思う」と回答。約9割が就職活動で非認知能力が必要と感じている結果になりました。
約9割の就活生が、就職活動は頭の良さ(机上での学習)だけでは戦えないと感じている
「就活は頭の良さ(机上での学習)だけでは戦えない、と感じたことはありますか?」に対して、「そう思う」が50.7%、「ややそう思う」が36.7%と、約9割が「就職活動は頭の良さだけでは戦えない」と感じていることがわかりました。
就活生が学生時代にやっておけばよかったことTOP3は、「資格取得」、次いで「インターンシップ」、「面接対策」という結果になりました。
「非認知能力」のなかで就職活動において最も必要なものは「社会性(協調性やコミュニケーション力)」(74.3%)、就職活動中、特に社会性が求められる場面は個人面接であることが明らかに
「非認知能力」に分類される能力のなかで、就職活動において最も必要と感じたのは「社会性(協調性やコミュニケーション力)」(74.3%)であり、特に社会性が求められる場面は個人面接であるということがわかりました。
また、社会性に次いで、必要だと感じた力は「持続力(あきらめない、粘り強さ)」であると36.7%の就活生が回答。特に就職活動において持続力が求められる場所はエントリーシートの記入という結果になりました。
就活中にもっとも困る場面は、“面接での受け答え”
就活生が就職活動中に困ったことについて調査したところ、困ったこと第1位は「面接での受け答え」、次いで第2位が「エントリーシートの記入」、第3位は「自己PRできることが足りない」という結果になりました。
就職活動で特に必要と感じた「非認知能力」について、4割以上が「何も対策できていない」状況
就職活動で必要と感じた「非認知能力」について、就活生が何か対策をしているか調査したところ、「している」と回答した人が14.7%、「ややしている」と回答した人が41.4%である反面、「あまりしていない」と回答した人が36.8%、「していない」と回答した人が7.0%。多くの就活生が就職活動で「非認知能力」が必要であると感じていながらも、4割以上が対策ができていない状況であることが明らかになりました。
10人に9人が、「今からでも非認知能力を伸ばしたい」と感じている
「今からでも、非認知能力を伸ばしたいと思いますか」に対して、「そう思う」と回答した就活生が41.0%、「ややそう思う」と回答した就活生が48.3%と、10人に9人が今からでも非認知能力を伸ばしたいと思っていることがわかりました。
まとめ
現在就職活動をしている就活生を対象に調査をした結果、就活生は面接官との直接の受け答えが必要とされる面接において困難を感じることが多く、そのような場面ではテストの数値では測れない「非認知能力」が必要であると感じていることが分かりました。また就活生の多くがこの「非認知能力」が必要とわかっていながらも、対策ができていないこともわかりました。
「非認知能力」について理解していなかった割合も多かった一方で、世の中で求められている力であると感じていることも伺えました。まずは「非認知能力」を理解し認識することからはじめてみてはいかがでしょうか。
10人に9人が「今からでも伸ばしたい」と回答した非認知能力について
Q.非認知能力の社会の注目度は?
→近年の大学受験において、「一般選抜(一般入試)」による入学者が減少し、代わりに学校推薦型選抜、総合型選抜(旧AO入試)をはじめとする新傾向入試による入学者が増加しています。比率としても私立大学合格者の約6割を占めています。
また、社会全体として、非認知能力の中でも、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力、リーダーシップなどが改めて注目されています。
Q.非認知能力はいつ伸びやすいのか?
→脳や心の発達する幼児期など、できるだけ早期に始めるのが良いと言われていますが、子どもと比べると非認知能力の伸びは顕著ではないものの、学生や大人になっても非認知能力を伸ばすことは可能です。
Q.非認知能力を伸ばすために何をすることが効果的か?
→非認知能力を伸ばすためには、机上の勉強だけではなく、学校や職場等の集団行動のなかでのコミュニケーションや、私生活での多様な経験も大切です。また、日頃から「なぜ?」と疑問に思う癖をつけたり、具体的な目標を設定したりすることが効果的です。
今回教えてくれたのは…創英ゼミナールTanQゼミプロジェクト 坂元 佑吏
受験勉強だけではなく社会に通じる力を育てる創英ゼミナールの「TanQゼミ」
非認知能力育成プログラム「TanQゼミ」は、探求型学習教材「SDGsカリキュラム」を用い、一般的な学習塾の5教科授業では育成の難しい「思考力」「表現力」「判断力」を育てることができます。
※SDGsカリキュラムとは…円盤型教材を使って非認知能力を鍛える、特許取得の新しいトレーニングメソッド。
5分間という短い時間のなかで、正解のない問題に向き合いながら、自分ならではの答えを導き出すプロセスを学びます。
創英ゼミナール「TanQゼミ」:https://www.souei.net/tan-q
SDGsカリキュラムとは:https://www.youtube.com/watch?v=2kxBU0gDZL4
■「創英ゼミナール 」とは
創英ゼミナールは、東京・神奈川を中心に128校を運営する個別指導塾です。「夢見る力と大きな感動を」という企業理念の元、将来を担う一人ひとりの子どもたちのために、何ができるかを真剣に考え、学習を通してその思いを伝えています。
多くの生徒を指導してきた豊富な知識と経験から各地域の学校の学習やテストにも対応が可能です。また、個別で5教科すべての指導に対応し、生徒一人ひとりに最も必要な学習提供を可能にしました。つきっきり指導でわからないことを見逃さず理解・定着するまでしっかりと指導します。
■「創英コーポレーション 」とは
創英コーポレーションは、1999年の創立以来「夢見る力と大きな感動を」という理念を掲げ、小学生~高校生までの個別指導塾をはじめ幼児から大人まで幅広い教育サービスや福祉関連事業を展開しています。