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「Sony Park Mini 夏の三部作」第1弾として200メートルのバーチャルキャッチボール体験が可能に! カフェも併設で通りがかりに気軽に立ち寄れるぞ




銀座駅から出てB9出口方面の地下駐車場に10坪の実験的なポップアップスペース、Sony Park Mini(ソニーパークミニ)がある。そこでは数々のプログラムが開催され、現在は「Sony Park Mini 夏の三部作」として、「キャッチボール」「アイスクリーム」「お化け屋敷」をテーマとした3つのプログラムを順次開催。

編集部が行った日は「キャッチボール」体験が可能で、こちらは2023年7月11日(火)~25日(火)まで開催。
この「キャッチボール」は「Sony Park Mini」と200メートル離れた「ソニーストア 銀座」とをつなぎ「XRキャッチボール」として体験することができる。

・「ソニーストア 銀座」と結ぶキャッチボール

手にはXperiaを装着し、手から抜けないようにストラップを装着。遊び方としては音が3回「ピッピッピ」となるのでその後の4回目の音を予測してキャッチするというもの。キャッチする際には人指し指のボタンを押しっぱなしすれば良い。投げる際は投げると同時にボタンを放せば相手側に今度はボールが送られる。これを「Sony Park Mini」と「ソニーストア 銀座」とで交互にキャッチボールするというものだ。もちろん投げる速さなども調節可能で早く投げれば「ピッピッピ」の音も早くなり受け取るタイミングが難しくなる。

・担当者「都市に行き交う人たちにどう楽しんで貰えるか」

今回「Sony Park Mini」で行われている「キャッチボール」を中心に担当者の方にお話を伺ったのでご覧頂きたい。お話しを伺ったのはソニーグループ株式会社 クリエイティブセンター コーポレートデザイン部門 統括課長の福嶋宏崇氏。

記者 まず「Sony Park Mini」の概要を教えてください。
福嶋宏崇(以下、福嶋) 現在、新しいGinza Sony Park(銀座ソニーパーク)にむけて建て替えているのですが、「Sony Park Mini」はそこに向けた、わずか10坪の実験的スペースとなります。「Sony Park Mini」は2022年3月にオープンしまして、今1年3ヶ月くらいで、今回で35回目のプログラムです。クリエイターやアーティストとともに音楽、映画、アート、食、ファッション、ショッピングなどをテーマにしたプログラムを一般公開し、体験いただこうというのが「Sony Park Mini」です。今回はその中でも、ソニーの技術やデザインから未来への手がかりを体験できる「パークラボ」シリーズの第7弾になります。

記者 その35回のプログラム全てにソニーさんは関係はあるのですか?
福嶋 いえ、ソニーが関係無い音楽や映画、ファッション、フリーマーケットなどのテーマもあり、この都市に行き交う人たちにどう楽しんで貰えるかというコンセプトになります。

記者 場所ですが、駅から出てすぐ、そして駐車場の中という変わった場所なのですが、どういう層を狙ってたりしますか?
福嶋 これが東京メトロのコンコースに面しており、駐車場のほぼ真上には数寄屋橋交差点があるんです。ソニービルそのものがジャンクション建築と言われている、都市の交通インフラに寄り添ったビルだったんです。それを引き継ぎ、Ginza Sony Parkというものがあって、さらに、Sony Park Miniも隣接しており、同じように、ジャンクションに面しています。

・担当者「難しい技術は使っておらず実にシンプル」

そして「XRキャッチボール」の技術的な話を同社クリエイティブセンター インキュベーションデザイン部門 デザインプロデューサー 反畑一平氏に伺った。

記者 遠距離でキャッチボールをさせるというので苦労した点などありますか。
反畑一平(以下、反畑) いろんな方に遊んでもらう経緯があったんです。弊社のグループ内の会社が運営する介護施設の入居者の方に遊んで頂いたり、お子さんに遊んで頂いたりしていくうちに、次何をやりたいかと話したときに出たのが「誰々と遊びたい」でした。最初のバージョンは遠隔ではなくその場で遊ぶものだったんです。

記者 同じデバイスを持った近距離同士で遊ぶのが初期バージョンだったんですね。
反畑 そうです。人によっては野球選手とやりたいって人もいれば、遠くに離れてる誰かとやりたいと。入院中に家族とやりたいという言う方もいるはずです。

記者 拝見していたのですがあまり時差を感じませんね。
反畑 技術的な部分は、本当に手に持っているのはスマートフォンですし、システム自体もそんなに難しい部分は使ってないです。実はその「窓(※)」の映像に、このキャッチボールのコマンドとか音のシステムをタイミングよく乗せて、遅延を吸収させているんです。そこが実は技術的には面倒というか、開発が必要なところだったりします。
※MUSVI(ムスビ)株式会社のテレプレゼンスシステム https://musvi.jp/mado-2/

記者 送球速度とかって出たりするのですか。
反畑 表示はされませんが、裏では分かっています。加速度のセンサーを使って、それを算出しています。

・「Sony Park Mini 夏の三部作」

2023年の夏、Sony Park Mini では「Sony Park Mini夏の三部作」と題し、「キャッチボール」「アイスクリーム」「お化け屋敷」という、子どもから大人まで楽しめる、夏休み期間にピッタリな3つのテーマの企画を順次展開。

「キャッチボール」2023年7月11日(火)~25日(火)
「アイスクリーム」7月27日(木)~8月7日(月)
「お化け屋敷」(8月10日(木)~9月3日(日)予定)

・カフェも併設

Sony Park Mini内に併設する「西銀座駐車場コーヒー」では、厳選したコーヒー豆の中から季節に合わせてセレクトし、バリスタが丁寧に淹れるスペシャルティコーヒーを提供。

・施設概要

施設名称:Sony Park Mini
場所:東京都中央区銀座5丁目3番1号地先 西銀座駐車場地下1階
営業時間:プログラム 11:00~19:00 西銀座駐車場コーヒー 平日 8:00〜19:00、土日祝 11:00〜19:00
定休日:不定休
床面積:約30.0㎡(約10坪)
公式WEBページ:https://www.sonypark.com/mini/
西銀座駐車場コーヒーInstagram:https://www.instagram.com/nishiginzaparking_coffee/