QIROCA、ケーブル内蔵の10000mAhモバイルバッテリーを発売 準固体リチウムイオン電池採用で安全性と携帯性を両立
2026/06/09 01:40:54
折りたたみスマートフォンというと、「大画面は魅力的だけれど、重い」「折り目が気になる」「価格が高い」といったイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
今回、OPPOのフォルダブルスマートフォン「OPPO Find N6」を実際に使う機会があり、あわせてメーカーから専用アクセサリーの「OPPO AI Pen Kit」もお借りしました。
結論から言うと、Find N6は単に“画面が開くスマートフォン”ではありません。
閉じれば普通のハイエンドスマートフォンとして使え、開けば小型タブレットのような作業領域になる。この切り替えがかなり自然で、使っているうちに「必要な時だけ画面を広げられる」ことの便利さが見えてきました。
特に印象的だったのが、フォルダブル最大の弱点ともいえる画面中央の折り目、約225gという重量、そしてAI Penを組み合わせた仕事用途です。
この記事では、スペック表だけでは分かりにくい実際の使い勝手を中心に、2026年に発表されたApple初の折りたたみスマートフォン「iPhone Duo」との違いにも触れながらレビューします。
※OPPO AI Pen Kitはメーカーより貸与を受けています。
目次
Find N6を最初に手に取って驚いたのは、閉じた状態が想像以上に普通のスマートフォンに近いことでした。
本体サイズは閉じた状態で約74×160×8.9mm、重量は約225g。開くと厚さは約4.2mmになり、約8.1インチのメインディスプレイが現れます。カバーディスプレイも約6.6インチあるため、メール、SNS、ブラウザ、地図など、日常的な操作であればわざわざ本体を開く必要はありません。
以前のフォルダブル端末には、閉じた時の画面が細すぎたり、本体がかなり厚かったりして、「折りたたみ端末を使っている」という感覚が常につきまとう製品もありました。
その点Find N6は、閉じている時にはかなり普通の大型スマートフォンです。
そして資料を見たり、Webサイトを比較したり、写真を大きく表示したい時だけ開く。この使い分けがとても自然です。
搭載するSoCはSnapdragon 8 Elite Gen 5、メモリ16GB、ストレージ512GB。複数アプリを同時に動かしてもレスポンスは軽快で、フォルダブルだから性能面で妥協している印象はありません。
Find N6で最も気になっていたのが、やはりディスプレイ中央の折り目です。
折りたたみスマートフォンを使ったことがある人なら分かると思いますが、画面を開いた時に中央へ縦方向のくぼみが見えると、せっかくの大画面でも少し気になります。文字や写真が折り目をまたぐたびに視線がそこへ向いてしまうからです。
Find N6を正面から使ってみると、この折り目が驚くほど目立ちません。
もちろん物理的に完全な一枚板ではないので、照明を反射させたり斜め方向から見たりすれば中央部分は確認できます。しかしWebページや写真、動画を普通に正面から見ている状態では、しばらくすると折りたたみ端末であることを忘れるほどでした。
さらにAI Penで中央をまたいで文字を書いた時にも、従来のフォルダブルでありがちな「ペン先が溝に落ちる」ような感覚がかなり抑えられています。
OPPOは第2世代チタニウム高精度ヒンジと「オートスムージングフレックスガラス」を採用。60万回の開閉試験を経ても折り目がつきにくい設計としています。
もちろん耐久性については短期間のレビューだけで判断できません。
ただ、少なくとも今回使用した端末におけるディスプレイのフラットさは、Find N6を使って最初に感心した部分のひとつでした。
折りたたみスマートフォンというと、大画面でYouTubeやNetflixを見る用途を想像しがちですが、実際に使って便利だったのはむしろ仕事でした。
約8.1インチのメインディスプレイでは、複数のアプリを同時に扱える「Free-Flow Window」が利用できます。ウィンドウサイズを変えたり、複数のアプリを並べたりと、大画面を生かした操作が可能です。
例えば左側にWebブラウザ、右側にメールやチャットを表示する。
資料を確認しながらメモを取る。
Webサイトに掲載されている数字を確認しながらメールを書く。
通常のスマートフォンでも画面分割はできますが、6インチ台の画面をさらに半分にすると、どうしても窮屈です。
8.1インチになると、このマルチタスクが一気に現実的になります。
PCを開くほどではないけれど、スマートフォン1画面では少し作業しづらい。Find N6は、その中間をうまく埋めてくれる端末だと感じました。
特に外出先でメールを確認しながらWebサイトを見たり、打ち合わせ前にPDFや資料をチェックしたりする場面では便利です。
「見るための大画面」というよりも、「並べて作業するための大画面」。
個人的にはここが、普通のスマートフォンとFind N6の最も大きな違いだと思います。
今回、メーカーから「OPPO AI Pen Kit」もお借りしました。
AI Penは4096段階の筆圧検知に対応しており、メインディスプレイだけでなくカバーディスプレイでも使用できます。ペン自体は約4.8gと非常に軽く、専用ケースへ収納すると充電とペアリングが行われる仕組みです。公式オンラインストアでの価格は19,980円です。
実際に文字を書いてみると追従性は良く、ちょっとしたメモであれば紙のノートに近い感覚で使えます。
何よりFind N6は中央の折り目が浅いため、画面中央をまたいで書いた時の違和感が少ないのが大きなポイントです。
そして面白いのが、名称に「AI」と付いている通り、単なる手書きペンで終わっていないことです。
側面ボタンを長押しして画面上の情報を囲む「囲ってキャプチャ」、クイックメモ、画面全体へ書き込めるグローバルアノテーション、レーザーポインターなど、ペンを起点にさまざまな機能へアクセスできます。
中でも仕事で面白いと思ったのが「AIチャート」です。
手書きした図やホワイトボードを撮影した画像などを、AIを使って整理された図表へ変換できます。例えば打ち合わせ中に大まかな関係図を書き、それをあとから資料として使える形へ整理するといった使い方が考えられます。
実際に仕事で使うことを考えると、個人的にはイラスト制作よりも「画面を囲う」「その場で書き込む」「ラフな図を整理する」といった機能の方が実用的だと感じました。
特に、打ち合わせ中に気になる資料へ直接メモを書き込めるのは便利です。
紙の資料ならペンで書き込めますが、スマートフォンで受け取ったPDFやWebページではそうはいきません。Find N6+AI Penなら、その距離がかなり縮まります。
一方で、AI Penは本体内部に収納する方式ではありません。
専用ケースとセットで持ち歩く必要があるため、ペンを毎日使わない人にとっては少し大げさに感じるかもしれません。
逆に会議や資料チェックが多い人なら、Find N6を「ポケットに入るノート兼タブレット」に変えるアクセサリーとして価値があります。
フォルダブル端末は構造上、ヒンジや2枚のディスプレイに内部スペースを取られるため、カメラやバッテリーが通常のフラッグシップより控えめになることがあります。
Find N6はこの点でもかなり攻めています。
広角カメラは約2億画素、超広角とペリスコープ望遠はそれぞれ約5,000万画素。Hasselbladとの共同開発によるカメラシステムを採用し、望遠は光学3倍に対応しています。
実際に撮影してみると、日中の写真は細部まで情報量が多く、大きな8.1インチ画面でそのまま写真を確認できるのもFind N6ならではです。
撮影した直後に本体を開けば、小さなスマートフォンの画面では見落としやすいピントや細部まで確認できます。
これは意外に便利でした。
また、フォルダブルなので、本体を途中まで開いた状態で机などに置くこともできます。
集合写真や動画撮影、オンライン会議などでは、別途スマートフォンスタンドを持ち歩かなくても本体そのものを簡易スタンドのように使えるのもメリットです。
「折れる」という構造そのものが撮影機能の一部になるわけです。
大画面スマートフォンで心配になるのがバッテリーです。
Find N6は約8.9mmという薄さながら6,000mAhのバッテリーを搭載し、80W SUPERVOOCの有線急速充電と50W AIRVOOCのワイヤレス充電に対応しています。
メインディスプレイを頻繁に使えば当然消費電力は増えますが、バッテリー容量そのものに余裕があるため、「折りたたみだから電池持ちが弱い」という印象はありませんでした。
また、短時間で充電量を戻せる80W充電は仕事で使う端末としてかなり便利です。
大画面、ハイエンドSoC、大容量バッテリーを搭載しながら、閉じた状態で約8.9mmに収めていることを考えると、Find N6のハードウェア設計で特に評価したい部分です。
完成度の高いFind N6ですが、もちろん気になるところもあります。
まず価格です。
国内発売時の価格は31万8,000円。一般的なハイエンドスマートフォンと比べても明確に高額です。
ただし、スマートフォンと8インチクラスのタブレットを別々に持つ代わりと考えると、見方は少し変わります。
さらにAI Penまで活用するのであれば、単純なスマートフォンというより「常に持ち歩ける小型ワークステーション」に近い製品です。
もう一つ、日本で使ううえで大きいのが、おサイフケータイ(FeliCa)に対応していないこと。
NFC自体には対応していますが、モバイルSuicaやPASMOなどFeliCaを利用するサービスをスマートフォンで使っている人は注意が必要です。
30万円を超える日本向け端末だけに、ここは対応してほしかったというのが率直なところです。
普段からスマートフォンだけで電車に乗り、コンビニや自動販売機でもモバイルSuicaを多用している人にとっては、購入前に必ず確認しておきたいポイントでしょう。
2026年9月、Appleも初の折りたたみスマートフォン「iPhone Duo」を発表しました。
ただし、iPhone Duoの日本発売は2026年10月23日予定です。そのため、この記事執筆時点では実機同士を使い比べた比較ではなく、Appleが公表している仕様との比較になります。
Find N6のメインディスプレイは約8.1インチ、カバーディスプレイは約6.6インチ。
それに対してiPhone Duoは、内側が7.6インチ、外側が5.4インチです。
特に違うのが、閉じた時の考え方でしょう。
Find N6は6.6インチの外側画面を備え、「閉じても普通のスマートフォン」として使いやすい設計です。
一方、iPhone Duoは5.4インチの外側画面を採用し、閉じた状態ではよりコンパクトさを重視しています。
重量もFind N6が約225gなのに対し、iPhone Duoは254g。
閉じた時の厚さはFind N6が約8.9mm、iPhone Duoは11.3mmです。数字だけで比較すると、Find N6の薄さと軽さはかなり目立ちます。
一方、iPhone Duoには当然ながらiOSやApple製品との連携という大きな特徴があります。
さらにiPhone DuoはApple Pencil(USB-C)にも対応します。Find N6だけでなくAppleも、折りたたみスマートフォンの大画面を単なる映像視聴ではなく、ペン入力や生産性向上へ活用しようとしている点は興味深いところです。
価格はiPhone Duoが36万4,800円から。Find N6の国内発売時価格31万8,000円と比べても、折りたたみスマートフォンが完全にプレミアムカテゴリーであることが分かります。
AndroidかiOSかという大きな違いはありますが、両者の方向性にはかなり違いがあります。
Find N6は大きなカバーディスプレイと8.1インチの内側画面、Free-Flow Window、AI Penなどを組み合わせ、「スマートフォン上でどこまでPCに近い作業ができるか」を追求している印象です。
対するiPhone Duoは、Appleのエコシステムを維持しながら折りたたみという新しい形へ移行できることが最大の特徴になりそうです。
OPPO Find N6を実際に使って最も印象に残ったのは、折りたたみ機構そのものではありませんでした。
閉じた状態では普通のスマートフォンとして使え、必要になった瞬間だけ8.1インチへ広げられる。
その結果、ブラウザとメールを並べたり、資料を確認しながらメモを書いたり、撮影した写真を大きく確認したりできる。
この「作業領域を必要な時だけ増やせる」ことが、Find N6の本当の価値だと思います。
約225g、閉じた状態で約8.9mmというサイズも、8.1インチの画面を常に持ち歩いていると考えればかなり頑張っています。
そして中央の折り目が非常に目立ちにくく、フォルダブル端末を使っている時の視覚的な違和感も小さいです。
AI Penについても、単に手書きメモを取るだけなら必須ではありません。
しかし画面への直接書き込み、囲ってキャプチャ、AIによる図表化などを組み合わせると、Find N6の大画面を「閲覧用」から「作業用」に変えてくれます。
会議や外出が多いビジネスユーザーほど相性は良さそうです。
一方で、31万円を超える価格とFeliCa非対応は明確な弱点です。
万人に勧められるスマートフォンではありません。
それでも、スマートフォンとタブレットの2台持ちをできるだけ1台にまとめたい人、移動中でもPCを開かずにある程度の仕事をしたい人、そして「折りたたみならではの機能を実用品として使いたい人」にとって、Find N6は非常に完成度の高い一台です。
これまでの折りたたみスマートフォンには、どこか「新しいガジェットを持つ楽しさ」が先に立つところがありました。
Find N6はそこからもう一段進み、折りたためることが実際の使い勝手につながっています。
折りたたみスマートフォンは、珍しさで選ぶ端末から、使い方で選ぶ端末へ。
OPPO Find N6を使ってみると、その変化をかなりはっきり感じることができました。
ゴゴ通をフォローする
2026/06/09 01:40:54
2026/06/09 01:23:22
2026/06/09 01:08:35
2026/06/08 05:08:47
2026/06/03 05:30:42
2026/05/30 04:56:19
2026/05/27 04:51:10
2026/05/25 09:45:21
2026/05/12 04:52:57
2026/05/11 11:59:04
2026/10/01 12:40:33
2026/09/07 12:30:55
2026/08/28 19:07:08
2026/08/05 11:06:51
2026/07/01 22:12:21
2026/07/01 16:24:15
2026/06/16 15:52:30
2026/06/09 01:40:54
2026/06/09 01:23:22
2026/06/09 01:08:35