スマートグラスで向かいから指の動きを撮影、スマホ暗証番号を暴く新手の手法が判明

スマートグラスで向かいから指の動きを撮影、スマホ暗証番号を暴く新手の手法が判明

スマートグラスを装着した人物が向かいの席に座るだけで、手元で操作しているスマートフォンの暗証番号が解読されてしまう可能性があるという驚きの研究手法が判明しました。

画面そのものを直接覗き見しなくても、タイピングする指の動きをカメラで撮影・解析することで入力内容を特定できるというもので、セキュリティ専門家やネット上で大きな関心を集めています。

この記事のポイント

  • スマートグラスで向かいの席から指の動きを撮影し、スマホの暗証番号を解読する手法が判明
  • 画面を直接覗き込まなくても、指の動きの分析だけで入力キーを推測可能
  • 市販のメガネ型デバイスが使われるため、周囲が撮影に気づきにくい点が問題視
  • 画面フィルターだけでは防げず、手元全体を隠すなどの新たな自衛が意識される

概要と背景

研究グループによる検証によると、カメラ付きスマートグラス「Meta Ray-Ban」などを装着し、正面の席からスマートフォンの操作風景を撮影するだけでパスワードを解読する新たな覗き見手法が確認されました。

これまでの盗み見攻撃は背後や斜め後ろから画面を直接覗く「ショルダーハッキング(肩越しに画面を盗み見る行為)」が主流でした。しかし今回の手法では、画面が全く見えない対面の角度であっても、指の細かな動きや角度の変化を追跡・分析することで入力文字列を推測します。

注目点

注目されているのは、市販されている一般的なメガネ型デバイスが攻撃手段になり得る点です。外見上は普通のサングラスやメガネと見分けがつきにくいため、周囲が撮影されていることに気づきにくいという特徴があります。

カフェや電車内などで向かい合って座っている際、相手が単にこちらを見ているだけに見えても、背後で指の動きを精緻に記録されている危険性が浮き彫りになりました。モバイル端末のパスコード入力における新たな盲点として、セキュリティ上の大きな議論を呼んでいます。

まとめ

ウェアラブル端末の普及とカメラの高解像度化・小型化に伴い、従来の覗き見防止フィルターなどでは防ぎきれないリスクが存在することが明らかになりました。

外出先で暗証番号や重要な認証情報を入力する際は、対面からの視線やカメラを意識して手元全体をもう片方の手で覆うなど、指の動き自体を隠す自衛策が求められそうです。

画像出典:テルアビブ大学(Watch and Crack)/ ITmedia NEWS

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