博報堂の永井一史氏がデザインした東京都ロゴがフランスのメガネブランド『Plug&See』に類似しているとしてまたも問題化している。このロゴは「&TOKYO」と書かれており「&」の部分は丸くオレンジのロゴとなっており反転している。「&TOKYO」の意味は今後「○○&TOKYO」と使える様にと作ったロゴだという。
このロゴを制作するのに都は1億3000万円かけたとしており、その内2500万円を商標調査費用に充てている。
しかしフランスのメガネブランド『Plug&See』にそっくりだと早速指摘され大炎上。
オレンジの丸の中に「&」が描かれているデザイン。フォントは多少異なるが、デザインと文字の配置がとても似ているのである。
『Plug&See』がメッセージ掲載
そんな『Plug&See』が自社のウェブサイトに次の様なメッセージを掲載。
日仏友好の名において、私たちは弊社のロゴを東京都に譲渡する用意でおります。弊社のグラフィックチャート変更のため、場合によっては弊社の東京進出のため、金銭的なご援助を賜りますようお願い申し上げます。
On behalf of friendship franco Japanese, we are quite willing to let this logo Tokyo. Help us fund our graphic charter change.
つまり訴訟やロゴの類似については争わない姿勢を示し、このロゴを東京都に譲渡する準備をしているという。また新たなロゴを準備するに当たって寄付をお願いするというもの。
実に賢いやり方である。長い期間かけて裁判するよりも手っ取り早い方法ではないだろうか。これには都も寄付せざるを得ないだろう。
私も早速寄付しようとしたら「日本からの寄付支払いをサポートしていません」と表示された。どうやらシステムが解決するまで待つしかないようだ。
ほかにも似ているロゴが
この『Plug&See』のほかにもニュージーランド弁護士事務所のロゴにも類似していると指摘されている。むしろこっちの方がそっくりでフォントまで同じである。
今回の騒動に対して舛添要一知事が「『&』は記号で、ごまんとある。著作権の対象にはならない」と発言。その理論からしたら2500万円もかけて何を調査したのだろうかということになる。
コメントを見る (1)
東京都ロゴ フランスのメガネブランド『Plug http://t.co/Ev7Fra4hp4
『私たちは弊社のロゴを東京都に譲渡する用意でおります。弊社のグラフィックチャート変更のため、場合によっては弊社の東京進出のため、金銭的なご援助を賜りますようお願い申し上げます。』