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ロッテがまたも不祥事 韓国の祝日にロッテマート従業員に強制労働を指示



<簡単に説明すると>
・韓国の祝日、秋夕(チュソク)で強制労働を指示
・協力会社の従業員の業務を指示することは違法
・ロッテマートは違法行為を認識



様々な問題を抱えている韓国ロッテで、またも不祥事が発覚した。ロッテのスーパーマーケット、ロッテマートで働く下請け従業員に対し、もっと働くようにと強要していることが判明したのだ。

9日韓国のマート産業労働組合によると、ロッテマートは秋夕(チュソク=韓国のお盆のようなもの)を控えて下請けの従業員に不当な労働を強制したという。

労働組合によると、ロッテマートは協力会社スタッフのAさんに対し、担当外のブランド店まで管理するように指示。職員が協力会社の従業員に業務を指示することは違法となっているが、「秋夕の大きな課題」という理由で立場を利用し強制した。

ロッテマート側は今回の問題について「法的な問題があるということは認識しており、内部での教育を継続して進めている」と説明している。しかし、「店舗の数が多いため、すべて取りまとめるのは難しい」とマート側の立場を伝えた上で、「それを指示した従業員が分かり次第、内部規定に基づき懲戒処理する」と付け加えた。

労組側は従業員個人の問題ではなく、会社が根本的な問題を解決するための対策を用意しなければならないと主張している。

マート産業労働組合は「下請け業者の従業員のために追加の作業指示は、最終的に人員不足からくる問題」とし、「本社が従業員を更に採用すれば余計な作業をする必要はなくなるが、人件費を削減するために“下請け”という制度を悪用している」と述べた。

また「以前、労組が秋夕における労働について監視すると公表をしたが、未だにマート労働者への強制的な労働が続いている。これを防ぐためにも制度的な変化が必要だ」と主張した。

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参照:http://www.insight.co.kr/newsRead.php?ArtNo=74772

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