【簡単に説明すると】
・メルカリで現金を出品していた人物4人が逮捕
・出資法違反容疑
・いたちごっこで現金出品が禁止されたあとはSuicaを出品
今年の4月に問題となったメルカリの現金の出品。実態はクレジットカードの現金化と同じで、今すぐ手元に現金が欲しい人がメルカリで決済し現金を買うというもの。
当時の出品内容をおさらいすると、1万円札5枚、計5万円を5万9500円で出品。つまり出品者は9500円の儲けとなる(更に運営から手数料が引かれる)。
ほかにも4万円を4万7000円で出品、1万円札を1万1900円で出品といった形でお金を販売していた。
一見お金のコレクターかと思われたが、実はこれ今すぐに手元に現金が欲しい人向けの現金化。もちろん購入した人には、メルカリの決済が数か月後にやってくるが、そんなのお構いなしで今すぐお金が必要な何かしらの理由がある人なのだろう。借金の返済、ギャンブルなどいろいろ考えられるが。
・現金出品者が逮捕
この現金を出品していた者が額面以上の現金を販売していたとして、出資法違反容疑で逮捕された。逮捕されたのは千葉県の男性、秋田市の女性、奈良県の女性、広島県の男性になる。
また今回の逮捕を受けて古い価値のあるお金を出品出来なくなるかというとそうではない。今回は現金化が主な目的だったため逮捕に至った。古い価値のあるお金を出品するのは出資法違反には該当しない。いずれ「この1万円札は価値があります」とか言い出す人が出てきそうであるが……。
その後、運営により現金の出品は禁止されるが、高額チャージ済みのSuicaの出品などいたちごっこである。
関連:メルカリで現金の出品が横行 その実態はクレカの現金化
関連:メルカリが現金の出品を禁止 今度は高額チャージ済みのSuicaを出品し新たな現金化
メルカリに額面以上の価格で現金出品した疑い、4人逮捕(朝日新聞)