トランプ大統領にセクハラを受けたという女性16人の内3人が12月11日に記者会見を開き、トランプセクハラ疑惑の議会公式調査を要請した。

映画製作会社である『16人の女性とドナルド・トランプ』というドキュメンタルの宣伝も兼ねたこの日の記者会見に参加したジェシカとレイチェルらは自分らの体験を説明した。

自分達が38歳だった1970年代に偶然旅客機でトランプ大統領の隣に座っていたと語った。トランプ大統領は私が離婚した女性、つまりフリーだということを知り、突然襲ってきたというのだ。胸とスカートと下着の中に手を入れてまさぐったと主張。

レイチェルはトランプタワーに入居していた会社で働いていた22歳のときにエレベーターで出会ったトランプ大統領に複数回キスを強要されたと暴露。

ミス・ノースカロライナ出身のホルビは2006年に美人コンテストの参加当時にトランプが参加者の更衣室に勝手に出入りし、自分の体を上から下までじっと見たという。

トランプ大統領に対するセクハラ暴露は今回が初めてではない。大統領選である昨年10月に「トランプ大統領が最低16人の女性をセクハラした」とマスコミが報じたが、結局トランプは当選しその問題は忘れられてしまった。
全米を揺るがしたほどの暴露女性たちをタイム誌がパーソン・オブ・ザ・イヤーに選ぶほど指示を得て状況は一転。

ホワイトハウス側はこのセクハラ疑惑に対して「これらの主張は嘘であり、その背景には政治的な意図がある」と反論声明を出した。トランプ大統領も12日の午前にTwitterに「民主党は何千時間も無駄にし、数百万ドルも使って、ロシアと私の共謀とやらをなにも見つけていない。そこでお次は、私が聞いたことも、会ったこともない女のでっち上げの告発を持ち出すことにしたようだ。またフェイクニュースだ」とツイートした。