【簡単に説明すると】
・カナダの道路で50人の女性が死んだ?
・ヒッチハイク中を狙われる
・貧困層が多く車を持っていない
カナダのブリティッシュコロンビア州にある16号線、プリンスジョージ-プリンスルパート区間は「涙のハイウェイ(Highway of Tears)」と呼ばれている。
ここでは過去1969年以来に50人の女性が行方不明になったり死亡したという事故が相次いでいる。
最初に起きた事件は夜遅く、姉の出産を知ったグロリア・ムーディー(Gloria Moody)が急いでいるためにこの道路でヒッチハイクしようとしたところ、暴漢に襲われ殺された。翌年1970年にはミシュラン・パレ(Micheline Pare)もヒッチハイクをしようとしていたところを殺された。それ以降2005年までに50人が行方不明になったり殺されてきた。
この道路の近くには政府の支援(障害者福祉手当など)に頼って生きている貧困層が多く、自動車も所有していないことからヒッチハイクする人が多い。
もちろん中には友だちに乗せて貰うこともあるが、毎回友だちにお願いしたり、緊急の際はヒッチハイクに頼らずを得ないと言う。そんなことからヒッチハイクする人はここ最近はバットやドライバーなどの武器を所有しているという。
そんなことから街の近くには「ヒッチハイクは危険だからやめよう」と大きな看板がたてられている。
警察がDNA調査を通じてボビー・ファウラー(Bobby Fowler)と容疑者を絞り込んだ。容疑者はDNA調査で一致した18件の犯罪の内、3件の犯罪を認め、事件は終結するものだと思われた。しかし犯人逮捕後の2011年にもこの場で同様の事件が発生し、地域住民を恐怖に陥れている。
この一連の「死のハイウェイ」事件とは関係無いが、過去2007年この地域にて豚農場経営者だった男、ロバート・ウィリアムピクトンが女性6人を殺害した容疑で逮捕された。ピクトンの農場からは女性6人以外にも33人ものほかの女性のDNAや身体の一部が発見された。