【簡単に説明すると】
・フランスでオークションが開催
・ゴッホやウォーホルなど高級美術品が続々
・友達を呼ぶために手をあげた男性が間違えて落札する羽目に?
6月4日の午後8時、フランスパリのシャンゼリゼ通りの高級住宅街に女性達が集まり、フランスのオークション会社アフキュリーが主催する高価美術品のオークションが行われた。
この日は美術品関係者など多くの関係者が集まり、180あった席は満席となり、50人が立ち状態だった。
この日はゴッホっやゴーギャン、ピカソ、そしてマリリン・モンローで有名なウォーホルなど有名画家の作品57点が予定されていた。
最も関心を集めたのは、20年ぶりにオークションにでてきたゴッホの作品「砂丘で網を修理する女性たち」だった。1882年にオランダのハーグ近くで描かれた油絵作品でゴッホの初期の物。
オークションの予想価格は300万~500万ユーロ(約3億8000万円~6億4000万円)ほど。ゴッホの絵はオークションの14番目に登場し会場はざわめき緊張状態となった。開始価格は200万ユーロ(約2億5000万円)で、現場だけでなく携帯電話からオークションに参加している者もいた。最終的に予想価格の500万ユーロを超え東洋人が560万ユーロで手をあげた。しかしその後携帯電話の参加者が600万ユーロの値を付け落札され現場では拍手が起きた。
オークション主催者は「落札者は税込みで706万5000ユーロを払わないといけない。落札したのはアメリカ人」と語った。終盤に手をあげた東洋人はゴーギャンの肖像画など3点を相次いで購入。
オークションの途中では男性が友達を呼ぼうとして手を挙げたために、参加者に誤解を与えるというハプニングも起きた。男性は「危うく56万ユーロ(約7200万円)が消えるところだった」と語り周囲の人も笑ったという。
この日は全57点が出品され、評価額は2368万5000ユーロ(約29億6000万円)。全てのオークション終了に90分も要しなかった。