【簡単に説明すると】
・世界初の「フライングカー」が来月予約開始
・車から飛行機への変形がわずか40秒
・同様のフライングカーの開発を他社も進めている
世界初の空飛ぶ自動車、いわゆる「フライングカー」が来月アメリカで予約販売される。
航空、自動車専門メーカーのテラフュージアは最初のモデルである『トランジション(Transition)』を来月から注文受け付けし、来年初頭にも客に送り届ける予定。
自動車では無く飛行機の形に似ている『トランジション』はハイブリッドで電気モーターを搭載した2人乗りの自動車兼飛行機。40秒で走行モードから飛行モードに切り替わり、最高速度は道路が113km、空では160kmであり、最大飛行距離は640kmとなっている。
ただ、『トランジション』は運転免許はもちろん操縦士の資格も必要となる。
テラフュージアだけでなく各社フライングカーを開発しており、今後10年でこのような自動車が格段に普及すると見られている。
またテラフュージアはプロペラが搭載し空中でホバリングも可能な、ドローンのようなフライングカー『TF-2』も開発中。
狭い国では活用が難しいが広大な土地がある国では、輸送手段や新たな移動手段になるとして活用出来るという。また今後の開発により走行距離も更に伸びることが期待出来る。
マサチューセッツ工科大学出身者が創業したテラフュージアは、昨年中国の自動車メーカーに買収された。この中国の会社は過去にボルボを買収したことでも知られる。