【簡単に説明すると】
・帰国した安田純平が会見
・冒頭で謝罪
・取材の目的を語る
シリアの過激派組織から解放され無事帰国した安田純平さんが2日の11時から会見を行った。10月25日に日本に帰国し体調不良を理由に入院。回復後に会見するとしていたがようやく会見となった。
スーツ姿で登場した安田純平さんは登場し進行はテレビ朝が行い冒頭にテレビ朝から挨拶が行われた。
説明のあとに安田純平さんが立ち上がり「安田純平と申します。よろしくお願い申し上げます。本日は貴重な時間を割いて頂きありがとうございます。貴重な尽力で解放していただき感謝いただきます。日本政府が当事者にされてしまったことをお詫びします。拘束からの経緯を説明します」と挨拶をした。
組織の一人が「何か欲しいものあるか」と聞いてくれてテレビと言うと「テレビはダメだ」と言われそれ以外のスイーツや果物をくれた。
監禁が続くと10月後半辺りに私の後に入って来た囚人に「もう帰すぞ」というのが聞こえたと語り、彼はパキスタン人夫婦だったという。女性の体調が悪いらしく早く準備をさせていたと説明。対価無しで帰す印象だったが翌日以降も帰す様子が無かった。彼ら(過激派組織)自身も治安維持をしていて大麻の売人を捕まえていたと語る。
面談があり、その前に施設のリーダーが話をしてきて「東京からきたのか?」と何度も聞かれて周りの囚人と話してはいけないという理由は「日本人の囚人がこの施設にいるのがほかの囚人にバレると即刻ネットなどで広まる」と説明。「アーユージャパニーズ」と20回くらい聞かれた。
・嫌がらせが始まる
その後、彼らが食事しているときにトイレ行こうとしたらその食事の音を盗み聞きしようとしたと言われ、物音をたてれなくなった。その後嫌がらせが始まり扇風機が無くなり、缶詰は持ってくるけど缶切りがない、鶏肉を持ってくるけど骨だけとか。
指をならす音だけでも身動きしたという理屈で拷問や電気を消されたりという行為がこの頃から始まった。
「私鼻炎なんですけど、鼻息をわざとならしてるとか思われたり、蛇口の水を流す高音をずっと鳴らしたりと」と説明し「身動きできないですよね、動けるのは彼らが食事を持ってきたときトイレに行き、そのときに関節を動かした」と後期になると本格的な虐待行為が行われていたという。
体の向きを変えるだけで音を聞いていて、鼻息も聞いている。枕の音も聞こえる。
このような状態が始まったのが8月頭頃からだという。
安田さんは食事を食べずにハンストを行い、受け取るも食べなかったという。またイスラム教徒になり1日5回の礼拝をしたという。その礼拝の時間帯だけ動かせるためと説明。
結局20日間絶食状態で骨と皮みたいな状態になり、仰向けにならないと吐き気がするという。
20日が経った2018年3月に「もう帰すから食え」と言われた。
関連:安田純平会見 「国境で知らない人に着いていったら捕まった。監禁されてたけどゲスト扱いだった」
関連:安田純平会見 「部屋にテレビがあって1日6時間見ることができた、食事はスイーツとか食べた。携帯も受信した」
※画像はニコニコニュースより引用