OPPO Digitalが2月13日に発表した密閉型ヘッドホン『PM-3』。発表から約1か月、編集部でレビューすることができたのでその音質の実力を伝えたいとおもう。
オーディオマニアならヘッドホンにも拘りが多々あるだろう。かく言う私も生粋のオーディオマニアで、STAXやゼンハイザー、AKGなどのヘッドホン、更には名機と言われたエティモティックリサーチ社の『ER-4S』に魅了された。
巨大なJBLスピーカーで部屋の生活スペースが取られ、そのために引っ越しを余儀なくされるほどである。
今回レビューするのは密閉型ヘッドホンというプライベートな空間を作り出す物。オーディオマニアの中には密閉型は音が籠もり好まない人がいるようだ。密閉型というのは音が籠もるだけで無く、音が遮断されているため中で音が反響してしまうことがある。反響そのものは悪いことではないのだが、どうせなら正確な反響をしてほしい。
この『PM-3』は平面磁界駆動方式を採用しており、均一な振動が可能。また音質だけでなく、フィット感にも拘っており、長時間の利用にも耳に負荷を与えない。
当然これだけ自信があるので値段もそれ相応する。実売価格は5万5000円前後となっており、気軽に買える値段では無いだろう。昨今安いイヤホンやヘッドホンが多く販売されている中、時代に逆行しているかのように思われるが、まさにマニア向けの商品である。
ケーブルは脱着式となっている。脱着式により断線した際にケーブルの取り替えは出来るが、脱着部分が増えることにより音声劣化を懸念する人も居るだろう。。一長一短なのでそのへんはモデルにより選べたらなお良かった。
10時間のリスニングした結果、耳を包み込むように出来ているできているためか負荷はかなり少ない。ヘッドホンも320グラムと軽量で外出時に持ち運んでも良いだろう。折りたたむことは出来ないがフラットに収納でき専用ケースで持ち運ぶことが出来る。
音というのは完全に個人の好みに分かれる物なので、量販店などでじっくり試聴して気に入ったら買ってみてほしい。
こちらヘッドホン『PM-3』は3月20日発売となる。
<製品詳細情報>
商品名 : PM-3
型番 : OPP-PM3-CB(ブラックカラー),OPP-PM3-CW(ホワイトカラー)
JANコー ド : 4571444920446, 4571444920453
商品ジャンル : 密閉型平面磁界駆動方式ヘッドホン
価格 : オープン価格(市場予想価格:55,000円前後)
ヘッドホン仕様 | |
モデル名 | PM-3 |
音響方式 | 密閉型 |
装着方式 | アラウンドイヤー(耳覆い)式 |
定格インピーダンス | 26Ω |
感度 | 102dB / 1mW |
装着圧力 | 5 N |
ケーブル | 3m脱着式ケーブル1.2m脱着式ケーブル |
ケーブルコネクター | 出力側:φ3.5mm ステレオ端子入力側:φ6.35mm ステレオ端子φ3.5mm ステレオ端子 |
重さ | 320g (ケーブル含まず) |
ユニット仕様 | |
ユニット形式 | 平面磁界駆動方式 |
ユニットサイズ | φ55mm真円 |
磁気回路 | 対称プッシュプル方式ネオジウム |
周波数応答特性(自由音場) | 10–50,000Hz |
連続最大許容入力 | 500 mW (IEC 60268-7) |
瞬間最大許容入力 | 2W |