韓国が慰安婦を題材にしたゲームを開発していると話題になっている。そのゲームは『ウェンズデー(The Wednesday)』という名前で3Dで描かれた元慰安婦の主人公を操作するというもの。
舞台は1992年と1945年をタイムトラベルし行き来して恐ろしい事件を防ぐという内容になっている。また舞台はインドネシア、日本軍収容所などだ。
1992年というのは最初に慰安婦の水曜集会が行われた年だ。
開発会社のゲームブリッジは開発資金調達のために資金調達を行っており、目標金額は5000万ウォン(約500万円)。ゲームが完成後に売上高の一部を寄付する予定だという。
このゲームが開発された経緯は、歴史的事実を文化のコンテンツとして若い世代に知らせる趣旨そのものとしているが、日本軍慰安婦という重いテーマを扱うだけに、懸念の声も挙がっている。被害者の当時の苦しみが、ゲームの中の遊びとして軽く見られてしまうからだ。
この点を考慮し、『ウェンズデー』は徹底した考証と検証作業を経た。開発会社ゲームブリッジは初期開発段階から日本軍性奴隷の被害問題解決に向けた団体と協業してコンテンツを開発してきた。
ゲームブリッジの代表は、「特に正義記憶連帯のユン미ミヒャン理事長とオ성ソンヒ人権連帯処長と地道に会って、ゲームに載せる内容とコンテンツ方向性、収集した資料まで検収を通じて開発している」と明らかにした。
この『ウェンズデー』は2020年6月にSteamを通じて発売される予定だが、2020年1月には先行販売が予定されている。