Amazon Prime Videoで今観ることができる『コリアタウン殺人事件』が面白いので紹介したい。
コリアタウンで起きた殺人事件を調査しに行くというドキュメンタリー風(いわゆるモキュメンタリー)な映画。撮影は手持ちのビデオカメラ行われておりブレア・ウィッチ的な撮影手法POVとなっている。手ぶれしまくるので酔うのを覚悟でご覧になってほしい。
殺人現場の血痕の撮影から始まり、その後コリアンタウンで聞き込みに行くという内容だ。聞き込みすると中には顔出しNGの人もでてきて、手で顔を隠しながら「神のご加護を。悲鳴が聞こえました」という言い出す人まで。
聞き込みを進めるとほかの人達も「この件に触れたくない」と言い出す。「撮影しないでくれ」と捜査や撮影に協力的じゃない人ばかり。撮影者は何事かと思い出す。
捜査を切り上げて眠りにつくと、撮影者は奇妙な夢を見る。被害者男性の顔と、読むこともできない韓国語が夢に出てきたという。
パートナーの女性にも「まだ続けてるの?」と言われるがしつこく事件を追い続ける撮影者。とある男性に話を訊くと事件のことよりも「おまえ大丈夫か?」と撮影者の心配されてしまう。
こういう映画にありがちなのが途中部分はやや退屈、しかし最後にとんでもない結末が待っているというのもの。『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』も謎のオチで終わり話題となった。
このようなモキュメンタリー作品は非常に賛否が分かれるもので、オチに対しても納得いかないデキのものが多い。この作品のオチが納得いくか行かないかは別としてだ。
ここでオチを書いてしまうのはあれなので、Amazon Primeに登録している人はご覧になってはどうだろうか?
監督不明、出演者不明の謎が多すぎる作品だ。