中国の香港特区がカナダ、オーストラリア、英国とそれぞれ結んでいる刑事司法共助条約(mutual legal assistance treaty / MLAT)を中国側が中断すると7月28日に発表した。
中国外交部の新任報道官ワン・ウォンビン(汪文斌)はこの日の定例記者会見で、「香港特区は、カナダ、オーストラリア、イギリスとの犯罪人引渡条約を中断し、同時に、カナダ、オーストラリア、イギリスとの刑事司法共助条約も暫定中断することを決定した」と述べた。イギリス、オーストラリア、カナダなどが、香港、国家保安法(香港保安法)の施行を理由に相次いで香港との犯罪人引渡条約を中断したり、廃止したことによる報復措置と解釈される。
ワン・ウォンビン報道官は、これらの国は、香港保安法を口実に中国の内政に干渉したことはもちろん、国際法を深刻に違反したとしており「中国はこれに断固反対する」と述べた。
中国の「爆速」成長を歩く /イ-スト・プレス/西牟田靖
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