韓国の人気K-POPアイドルBTS(防弾少年団)が、米朝関係の発展に功労が認められアメリカの非営利団体コリア・ソサエティーから「ヴァン・フリート賞」を受賞した。
メンバーらは受賞の際に、朝鮮戦争から今年で70年を迎えたことに触れ「両国(米韓)が共に経験した苦難の歴史と多くの男性、女性の犠牲を永遠に記憶しなければならない」と語った。この受賞コメントについて中国のネットユーザーが激しく非難している。中国ネットユーザーが激怒したのは「両国が経験した苦難の歴史」という箇所で、両国という言葉が戦争当時、中国軍人の尊い犠牲を無視したという主張だ。
中国ユーザーはこれに激怒しBTSのファンクラブからの脱会を宣言している。
また中国国内のBTSファンが暴行を受け、骨折したという報告もあがっている。
中国で展開していたサムスン電子の『Galaxy S20+ BTSエディション』はサイトから商品が削除され、購入できないようになった。ただサムスンは「商品の在庫がなくなっただけ」と説明。
同様にヒュンダイ自動車とスポーツブランドのFILAもBTS関連のウェイボの投稿を削除するなどし対応を行っており「防弾消去」が行われている。
これに続くかのように中国国民のネットユーザーの間で韓国製品不買運動が勃発している。韓国のサムスンやLG、ヒュンダイを代表とする製品を不買運動する動きが中国ネットユーザーの間で行われている。
中国で現在一番売れている車はトヨタのカムリで、トヨタは、9月の販売台数は前年より25%も増加しており6ヶ月連続で前年の実績を上回るほどだ。中国人は現在トヨタやレクサスに乗るのが1つのステータスとなっている。トヨタだけではなくホンダも好調で前年よりも22.3%も増加している。
また日本のユニクロも非常に人気で、昨年カウズのイラストが入ったシャツが販売されたときに中国のユニクロの店舗にて大騒動になったことがある。また中国国内にある店舗数は先月日本の店舗数を塗り替えたほどだ。
そこに韓国製品不買運動となったら韓国メーカーは相当な痛手だろう。