カタールのドーハ・ハマド国際空港にて未熟児が発見されたという理由で一部の女性を強制的に検査したとして問題になっている。
自国の女性13人が検査を受け、オーストラリア政府は「非常に残念だ」とカタール政府に抗議を行った。
今月2日、カタールのドーハ・ハマド国際空港のトイレにて未熟児が発見された。カタール政府はこの子の実母を見つけるために空港の乗客に対して子宮や膣の検査を行った。
当時離陸を控えたシドニー行きの旅客機に乗っていた女性乗客は飛行機から降ろされ滑走路に待機していた救急車に移動し、強制検査を受けたことが伝えられた。
なぜ検査を受けるのか分からないまま、女性乗客らは下着まで脱いだ状態で、医師の検診を受けていた。この事実は、オーストラリア乗客が被害事実をマスコミに情報提供するまで知られなかったという。
検査を受けた乗客が何人いて、どの国の国籍であるかは、正確に公開されていない状況。しかし、このフライトで最低でも13人のオーストラリア人の女性が子宮と膣部の検査を受けた。
一方、未熟児は、安全な場所に移され保護されており、母親はまだ確認されていないことが分かった。
なお、全ての女性を検査したわけではないというが、どういう基準で選別されたのかは不明だ。