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ロサンゼルスで医療崩壊 助かる見込みのない患者の搬送禁止令が出る





アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスが医療崩壊し医療システムまで麻痺している。
そんな医療崩壊を受けて、回復の見込みの無い患者はコロナ患者だろうとほかの患者だろうと搬送しては行けないという指示が下った。

ロサンゼルス南UCアーバイン校の大学病院は病室が不足し、8日ぶりに野外病棟が建てられた。そこには40病床が追加されたが、状況は危険そのもの。

病院の代表は「2週間前まで、ここは駐車場だった。現在医療システムが崩壊しているため、当病院は、引き続き最大限の取り組みを行っていく」と語った。

ロサンゼルスの現地時間4日の1日あたりのコロナ入院患者は8000人で、米国内の中での収容者が最も多い。先月初め、40万人だった患者が1カ月で80万人と2倍近く急増した。深刻な病状不足で救急車を利用して、病院に到着しても、数時間も待たされる状況だ。

そのためロサンゼルス応急医療サービス局は、救急車隊員に生存の可能性がほとんどない患者は病院に搬送しないよう指示。

少なくとも20分間心肺蘇生法を試みた後、それでも回復しなければ戻るか、他の患者を搬送しにいってほしいとのことだ。

ロサンゼルス郡は、現在新型コロナウィルスによる死者が15分ごとに1人ずつ出る深刻な状況だと発表。