中国の有名俳優が靖国神社で記念撮影し批判殺到している。
問題となった人物は、中国の有名俳優チャン・ジャーハンが2018年3月に日本の神社で行われた日本人知人の結婚式に出席した写真がネットユーザーの暴露で公開されたことから始まった。
あるネットユーザーは、チャンがSNSに掲載した犬の写真の背景が日本軍国主義の象徴である靖国神社という点を強く非難した。チャンに対する非難世論は、中国のポータルサイト「百度」の芸能面上段に掲載され、批判の声は加熱している。靖国神社のほかにも乃木神社で撮影された写真も公開されており、特に、チャンが出席して笑みを浮かべながら写真を撮った場所が、裕仁天皇の師匠であり旅順虐殺を主導した「乃木希典(のぎまれすけ)」を称えるために設けられた神社だという点に議論が集中した。さらに「乃木希典」は、日露戦争で日本を勝利に導いた人物で、現地のネットユーザーの怒りは極度に達している。
あるネットユーザーは「中国人だと強調しているが、中国で生まれて大人に成長した人が靖国神社の意味が分からないことがあるのか」、「毎年数十回にわたりマスコミに登場して学校での正規の教育過程においても、私たちはみなその歴史的意味を学んできた。 本当にその意味を知らなかったと否認するには、自分の知的水準と能力を疑う必要がある」と指摘した。
また別のネットユーザーは「所属芸能人たちは今からでも所属芸能人の知的水準と歴史的意識、自分が中国人なのかどうかに対する正しい意識などを教育して点検しなければならない時」とし「写真を撮ることまでは個人的に選択できる事案だとしても、大衆に愛されている公人がその写真をSNSに掲載して公然と問題を起こしたということは長らく反省しなければならない」と非難した。
しかし、論議はここで終わらない様相だ。 当時、チャンの写真に一緒に登場した女性が反中国人であるデヴィ夫人であるという点で、チャンの行動が反中国的だったという批判が続いている。デヴィ夫人は日本生まれのインドネシア初代大統領の妻だった。
チャン自身は極度の親日家であることを認めており、この日は日本人の親友の結婚式に日本語で挨拶。
しかしこの騒動を受けてチャンと契約している企業25社がCM契約を打ち切った。