カドカワが4月に開校した学校法人角川ドワンゴ学園「N高等学校」と言えば、ほとんどをネットで完結してしまおうという画期的な高校だ。入学金は約30万円で、入学式も仮想現実(VR)で行われた。部活もあるが、その部活は実際に集まって行われるものではなく、ネット上で将棋やゲームをする。
そんなN高校がネットで遠足を行い、話題を集めている。遠足の内容は『ドラゴンクエスト X』にて行われ、引率の先生が旗を持ちそれに付いていくというものだ。生徒は専用の制服を着て参加した。
しかし、この『ドラゴンクエスト X』での遠足は、サーバーが隔離されているわけではなく、他のユーザーと分けられているわけでもなかった。つまり、同じ『ドラゴンクエスト X』というオンラインの世界で行われた。その結果、他のユーザーが勝手に遠足に混ざったり邪魔したりと、とんでもない結果になってしまったという。
中には、度を超えて邪魔をしたユーザーが、アカウント停止を食らってしまったという。このユーザーは遠足を邪魔するためにスパム行為を繰り返し、ほかのユーザーにも迷惑をかけていたそうなので、仕方ないだろう。
だが、ツイッターでは「ネット遠足ってなんだよ・・・」「暇だったら見に行くかなw」「ネット遠足…?俺の脳じゃ理解できないゾ」と、そもそもネットでの遠足が理解できないという声もある。
N高校の遠足では「宝探し」「鬼ごっこ」「釣り大会」「かくれんぼ」などが企画され、参加は任意だったという。おやつは幾らまで持っていって良かったのだろうか?