【簡単に説明すると】
・北朝鮮の核技術者が中国に脱北
・数日後に北朝鮮に連れ戻される
・尋問前に服毒自殺
北朝鮮の国家科学院の物理学センターで働いている50代の核技術者が11月4日、中国の瀋陽市で逮捕された。
この男性は中国に亡命したものと見られたが、17日に北朝鮮に移送され、北朝鮮国家保衛部の施設に収容されたのちに自殺をはかった。
収容されていた男性はこのあとに、脱出した経路など尋問する予定だったという。また中国から北朝鮮に移送される際に数回の検問を受けたが、どのように毒物を持ち込んだのか不明。
中国に逃げる際に技術者は「自分の研究に不安を抱いている」との理由でしばらく休暇を求めた。しかし男性は、旅行の許可証もなく、家族にも告げずに国境を出て中国に逃走。