【簡単に説明すると】
・Facebookで花嫁オークションなる人身売買
・実際に成立し挙式が挙げられる
・人権団体が激怒しFacebookを批判
Facebookに16歳の少女が花嫁としてオークションに出すという投稿があり、実際に人身売買が行われたとして問題になっている。
これを知った数多くの人権団体は「SNS技術を野蛮なことに駆使した」と措置を取ってほしいとFacebookに対して非難した。この人身売買記事は公開から15日が経過してようやく削除処理された。
10月25日、Facebookに東アフリカ南スーダン中部イースタンレイク州に住む16歳の少女が花嫁としてオークションに出された。
このオークションには政府高官を含む5人の男性が参加して競争を繰り広げた。その中で最も多くの金額を提示した事業家であるコック・アラーが新婦として迎えた。コック・アラーは結婚するために牛500頭、自動車3台、現金1万ドル(約113万円)など、約2500万円相当を支払った。2人は11月3日に南スーダンで結婚式を行った。つまり人身売買は成立したことになる。
この事実が知られると人権団体がFacebookを非難し、国際子ども救援団体は「世界最大のSNS技術で少女を対象とした花嫁の人身売買が行われるという事実は信じられない。まるで奴隷市場のようだ」とコメントした。
それに対してFacebookは「弊社はどのような形でも人身売買に活用される技術を提供していない。問題の投稿記事を確認し削除した。作成者のアカウントも永久停止とした」と明らかにしさらに「監視要員は3万人以上で2倍に増やし技術開発にも投資するなど私達の運営方針に反するコンテンツを見つける方法を改善していく」とした。
なお本来の南スーダンでの法廷結婚年齢は18だが、半分以上の女性は18歳になるまえに結婚するという(ユニセフ調べ)。
ソース
法で定められた結婚年齢と実際の結婚してる年齢を纏めた資料(ユニセフ)