クラウドファンディングで1万円を支援することにより、生涯納豆が食べられるというパスが昨年話題となった。
これは令和納豆が開始したクラウドファンディングで、昨年行われたクラウドファンディング。クラウドファンディングには1200万円が集まり目標金額の300万円をかなり上回っていた。
支援コースも3000円の物から5000円、1万円の物とあったがダントツで人気だったのは「納豆ご飯セット一生涯無料パスポート」。このパスポートには1000人が支援しこれだけで約1000万円が集まったことになっている。
ただこのパスポートが次々と剥奪されるという騒動が起きた。「9000円分パスポートを使い続けたら剥奪された」、「信頼関係が損なわれたため剥奪された」という声が挙がっている。
それに対して6月1日には、初めて公式に騒動についてウェブサイトに発表を行い、パス剥奪には次のような理由があったという。
・従業員に対して罵声を浴びせ、退店時に当店の看板を破損させ、当店に損害を与えた方。
・従業員を罵ったことで、複数のお客様が退店され、当店に損害を与えた方。
・入店時の列や会計待ちの列に強引な割り込みをし、他のお客様に不利益を与えた方。
それだけでなく「(令和納豆に対する)誹謗中傷には法的手段も検討する」としており騒動はエスカレート。
・謝罪と返金を発表
そんな令和納豆は6月21日になり再度ウェブサイトに「無料パスポート権利を失効させていただいたお客様への今後の対応について」として掲載。
そこには「お客様のご理解と納得を十分に得られないまま、一方的に権利を失効する対応をとってしまったことを深くお詫び申し上げます」として謝罪しており、また「該当するお客様につきましては、ご支援いただいた金額10,000円を全額返金させていただきます」とパスの代金を返金対応するという。
・返金の封筒が支援者に
返金するための封筒が支援者の元に送られてきたようでTwitterに報告されている。その返信用封筒と共に書類が入っており、書類には「法的手段を~」と言われかねない内容だという。具体的なことは書かれていないが、おそらく返金に応じたら一切SNSやネットに書かない、過去の投稿も削除してほしいと言う内容、または書類に関しても表に出してはいけないというものなのだろう。
このTwitterの報告者は「返金についてですが私はこの内容の書類に署名をする気は起きないので残念ですが返金は諦める事にしました。おそらくSNS上で返金報告も無いと思います(2つの意味で)」と投稿している。2つの意味とは、「返金報告すら出来ない」、「署名したくないから返金に応じる人が居ない」という意味だろう。
返金すると言った以上、返金して貰うのは当然の権利として、それを表沙汰にしてはいけないという法的効力はない。ただ書類にサインや捺印をする形式だった場合は示談として認められる場合があり、その場合は法的効力が有効となる可能性も出てくる。
令和納豆は今回の返金対応で終息を図りたいようだったがこのような書類が明るみになり再度話題となってしまった。
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