16日、米メリーランド州知事であるラリーホーガンと妻のユミが晩餐に出席した際の出来事をワシントンポストに寄稿しその内容が話題となっている。
ラリーホーガン知事は妻のユミが韓国出身なので「韓国の婿」と呼ばれている。晩餐にはユミ夫人も参加し、トランプ大統領がその場で失礼なことをしたという。
トランプ大統領はこの席で、中国の習近平国家主席をどれほど好きか、友人である安倍晋三(日本首相)とゴルフをするのがどれほど好きか、北朝鮮の独裁者である金正恩と仲良く過ごしているかについて話したと、ラリーホーガン知事は伝えた。
ホーガン州知事によると、トランプ大統領は韓国と文在寅大統領を非難した主な理由は「私たちにお金である防衛費を与えない」ということだった。これに関しトランプ大統領は「米国がなぜこれまで彼らを保護してきたのか分からない」と不満を述べたと、ホーガン州知事は伝えた。当時は、防衛費分担金交渉が難航し、在韓米軍が米軍部隊内の韓国人労働者の無給休職カードを持ち出し、韓国に圧力をかけた状況だった。
ホーガン州知事は4月、新種のコロナウイルス感染症の検査キットを韓国から持ち込んだことと関連し、トランプ大統領と対立していた。
当時、ホーガン州知事が「50万回の検査が可能な韓国産検査キットを確保した」と発表すると、トランプ大統領は「韓国と接触する必要がない」と述べた。これに対し、ホーガン州知事がMSNBC放送『モーニングショー』に出演し、「(韓国産診断キットの購入は)正確にはトランプ大統領が我々にしろと話したもの」と反論した。
これと共に「メリーランド州は韓国に莫大な借金をした。見えない敵との戦いに支えてくれた韓国に心から感謝する」と述べた。CNNやニューヨークタイムズなどによると、ホーガン州知事の妻あるユミ・ホーガンがキットの購入などを裏で手引きし直接韓国企業と交渉したという。
続いて「われわれは(トランプ大統領の指示通りに)それを果たしたが、(トランプ大統領に)非難を浴びている」と不満を漏らしたという。
そればかりかトランプ大統領は「文在寅大統領の相手をしたくない」という発言まで行っていたという。トランプ大統領は相当韓国を嫌っているようだ。