新型コロナウィルスが世界中で猛威を振るっている中、世界中にいる中国人が帰国ラッシュだという。
中国外交部は17日、メディア向けブリーフィングを開き、「今年1年間、世界各国で暮らしていた中国人のうち、約7万3000人が安全に帰国することに成功した」と明らかにした。
今年の領事業務実態総合報告の一環として行われたこの日のブリーフィングで、崔愛民(チェ・アイミン)領事部局長は「今年新型コロナウィルスが全世界で猛威を振るっている中、中国人に対する領事保護とサービス実態を総決算した」と口を開いた。
崔局長は「相当数の国家で新型コロナウィルス防疫のために国際航空船を削減し、一部の国家では空港を閉鎖するなど強硬な措置を取った。駐在中国公館は今年1年間ずっと現地政府および航空会社との持続的な協議を通じて中国人の帰国に向けた”空の道”を開いてきた」と説明した。
続いて「今年2月、母国に戻ってきた中国人を乗せた便の数は約2万1000便に達した。このうち外資系航空会社の数が約8000便、中国自国航空会社の便が約1万3000便の割合を占めた」と話した。
また「ウイルスの2次拡散が問題として浮上した秋冬にも中国に来る航空機の運航便数は全世界的にも高い水準を維持している。最近、中国空港に到着した中国旅券所持者の数は1日平均1万人に達した」と強調した。
実際、中国は最近、イタリア、英国、米国、南アフリカなど多数の国と地域を結ぶ航空便を編成している。
中国は12月現在、92カ国を対象にした航空便を引き続き運航している。 これら航空便で帰国した彼らのうち、小中高校生など早期留学を目的に海外に長期滞在していた留学生が2万8000人で、最も大きな割合を占めた。 続いて、短期海外出張労働者2万9000人、道路、港湾など長期プロジェクトを完成させるため、長期間海外に派遣された労働者1万3000人などの順となった。