2025/12/18 10:48:05

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AI

OpenAIが画像生成モデル「GPT Image 1.5」を正式リリース 日本語対応とバナー制作精度が大幅向上 NanobananaProとも比較


ChatGPT Image1.5

OpenAIが最新画像生成AI「GPT Image1.5」を発表

2025年12月、OpenAIは画像生成モデルの新バージョン「GPT Image1.5」を正式リリースしました。
従来モデルに比べ、一貫性のある画像生成・人物の姿勢変更・高精細な日本語テキスト描画が大幅に強化されており、Web制作や広告制作に携わるユーザーから注目が集まっています。

【大きな進化①】日本語の書き出し品質が向上

これまでAI画像生成では、日本語のテキストが崩れたり誤字になる課題がありましたが、GPT Image 1.5では以下の改善が確認されています。

  • 誤字・乱れの大幅軽減
  • 適切なフォント風処理
  • 文字数多めでも高精度で再現
  • チラシ・バナーのテキスト部分も自然に配置

特に広告・LP制作現場では、AI生成物をデザインの叩き台として活用する流れがさらに広がることが予想されます。

 

【大きな進化②】人物画像の一貫性・ポーズ変更が可能に

これまでの画像生成AIで困難だった、

  • ① 同じ人物
  • ② ポーズだけ変える
  • ③ 表情の違いのみ変化

という使い方が、GPT Image 1.5では高精度で実現できるようになりました。

広告現場やSNS運用では、

  • 同じ人物を使ったストーリー広告
  • チラシ内で表情を変えた展開
  • ポーズ違いのバリエーション生成

といったユースケースが今後増える見込み。

まず下記の女の子の画像に対してGPT Image1.5とNanobananaProとで喜怒哀楽の表情を作って欲しいと命令。

AI 女の子

NanobananaPro

NanobananaPro

 

GPT Image1.5

GPT Image1.5

 

なお記事サムネイルの女性を上の女の子に置き換えてほしいと命令したところちゃんと置き換えてくれた。バナーそのものがCG要素があるため女の子もCGっぽいテイストになっています。
これは今迄NanobananaProが得意としていた芸当で、画像に家具を配置したり、人物の服装を変えたりすることはお手のものでした。
ただGPT Image1.5でも問題なく出来るようになっているようです。

 

結論から言うとどちらも申し分ないでき。一貫性を保ち喜怒哀楽の表情を出力してくれた。GPT Image1.5は喜怒哀楽と分かる様にキャプションまで入れてくれたようです。

【マーケティング・制作現場へのインパクト】

GPT Image1.5の登場により、以下のシーンで大きな効率化が期待されます。

  • バナー制作の初稿作成スピード向上
  • 人物広告素材の統一感の担保
  • LP内画像の複数バリエーション生成
  • 手書きスケッチからラフ案生成
  • SNS画像運用の自動化

従来はデザイナーの手動作業が必要だった領域において、AIが素材生成の自動化を後押しする流れが一層加速すると考えられます。

【今後も注目】制作現場のワークフローが変わる可能性

今回のGPT Image1.5リリースは、

  • AI × デザイン
  • AI × マーケティング
  • AI × 広告制作

の未来において大きなターニングポイントになる可能性があります。

実際に制作現場では、

  • デザイン初稿 ⇒ AI生成
  • バリエーション展開 ⇒ AI自動生成
  • 最終調整 ⇒ デザイナー

というワークフローが主流化する可能性もあります。

企業は導入の是非ではなく、「どこに活用するか」がテーマになりつつあります。

GeminiのNanobananaProとGPTImage1.5との比較

評価項目GPT Image1.5NanobananaPro(Gemini)
日本語の描画精度○ かなり進化したが稀に崩れる◎ 実用レベルに進化
文字要素が多いバナー◎ 再現度が高い◎ 再現度が高い
縦書き・特殊レイアウト○ 制作可能○ 制作可能
観点GPT Image1.5NanobananaPro
同一人物の再現性◎ 正確&高精度◎ 正確&高精度
ポーズ・表情変更◎ 指示通り変化◎ 指示通り変化
背景・構図の統一◎ シーン設計が安定◎ シーン設計が安定

上記に加えてGPT Image1.5は出力された画像をペンでなぞってその箇所を編集するように指示することも可能。やり方によってはAdobe Photoshopと連携し、スライダー色味などの調節も可能です。

以下にNanobananaProとGPT Image1.5で同じ画像に同様のプロンプトで出力したものを比較しました。NanobananaProは珍しく文字がおかしくなっているのが分かります。滅多にないことなので何度か指摘してリテイクすれば直るかと思います。ただ今回は1回のみの出力というルールです。
GPT Image1.5はおかしな文字もなく可愛くデザインされているのが分かります。画像サイズもバナーらしく縦長だったものがバナー風にトリミングしてくれたようです。

NanobananaPro

NanobananaPro

 

GPT Image1.5

GPT Image1.5

 

まとめ

  • OpenAIが画像生成AI「GPT Image1.5」を公開

  • 日本語テキスト生成精度が大幅改善

  • 人物の統一感・ポーズ変更にも対応

  • 広告・バナー・SNS制作現場に大きな追い風

  • 今後はAI活用のノウハウが企業競争力に

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"ChatGPT5.2がリリース 微妙だった5.1を圧倒する性能

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