『キャロライナリーパー』辛さを測る単位スコヴィルという数値があるのだが、有名なハバネロが35万スコヴィル、トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラーは約146万、そしてキャロライナリーパは約300万とトリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラーの倍以上となっている。

余りの辛さに素手で触らないように、0.1g分以下が限界とされている。

私がこの激辛唐辛子に出会ったのは渋谷のブラジル料理屋で店員さんが個人的に買ったのを「試してみる？」と出してくれたのだ。スプーン1杯にすくってくれ「スプーン全部じゃなくて先っちょだけ舐めて」と言われたのだが、所詮唐辛子だろと思い全部パクっと食べた私。これが間違いであった。

とんでもない辛さと激痛が口の中を襲い、店中に絶叫が響いた。スプーン1杯のキャロライナリーパを食べた私は20分程もだえ、席をバタバタ。水を飲んでも口の中に氷を入れても何をやっても無駄な抵抗。口に空気が触れるだけで痛みが走る。

20分程すると辛さ（痛み）は収まったが、唇の周りのヒリヒリは残ったままだ。このキャロライナリーパの辛さを自分一人だけで味わうのも悔しいので個人的に買い、ネット配信者に送りつけたところそれを生放送しながら食べた。
食べたのは横山緑と野田草履の2人で、2人同時に挑戦。予想通り2人は数分間もだえまくり、大騒ぎ。二度とキャロライナリーパを食べたくないのだと。

今日そのブラジル料理屋に配信者を連れて行ったら、例の開封済みのキャロライナリーパが飾ってあった。どうやら先週俺が食べた残りのようだ。

まだ店に置いてあると思うので、食べたい人は挑戦してみてほしい。しかし相当辛いので覚悟が必要である。

東京すぱいす酒場（旧店名：デビル）
東京都渋谷区宇田川町29-7 宮田ビル2階