そんな中国は昨年11月に韓国産化粧品の輸入が不合格という理由で輸入禁止となった。2月7日に中国質量監督検験検疫総局が「2016年12月不合格輸入化粧品・食品リスト」と発表。輸入不許可となった化粧品68品目の内、19個が韓国産化粧品だった。

その韓国産化粧品だけ2.5トンで中国質量監督検験検疫総局が不合格処理した全輸入化粧品物量の約半分に達した。

品目数だけ見れば韓国の化粧品は、19個で、オーストラリアの22個に次いで2位。3位はイギリスで6個だった。オーストラリアは、ほとんどの不合格項目が石鹸が、韓国の場合エッセンス、洗顔料、メイクアップベースなどの主要化粧品がすべて含まれた。

今回不合格になった韓国産化粧品はエッセンス、洗顔料、メイクアップベース、ファンデーションなどの人気商品で中国当局が要求する合格証明書を正しく提出していなかったことが明らかになった。

業界関係者は、「昨年から中国質量監督検験検疫総局が化粧品などの規制を大幅に強化した」とし「品質基準を厳格に適用しながら、韓国産化粧品が多く摘発されており、中国当局の規定によく対応する必要がある」と述べた。

・化粧品以外に食品も

今回の中国質量監督検験検疫総局の調査では韓国産の食品もいくつか不合格となった。韓国メーカーのリンゴジュース、ラーメン、お菓子、ノリ、米など量に換算すると20トンを超える。これらの食品はほとんどの成分基準値を超過して不合格となった。

こうしてみると中国質量監督検験検疫総局は基準を厳しくしているだけで、あながちTHAADの影響とは言い難いものがある。

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