抽選券は手元に連番で渡されたのだが、何故か1枚だけ抜けているのだ。そして1枚抜けていたその番号が当選してしまっている。被害者が1人だけなら偶然で済まされそうだが、同じような被害者が続々登場。これは意図して当たり番号を抜いたのでは……と疑惑がかけられた。

これに対してタワーレコードは「B1A4の3月11日開催イベントの応募抽選に関するお詫びとお知らせ」を17時に公開。その中には次のように書かれている。

“この度の当社運用上の不手際についてご説明いたします。
今回、抽選にてイベントを実施するに当たり、一人でも多くのお客様にイベントをご覧いただきたく、またご当選者が各店舗平等に行き渡るよう、あらかじめ当選券とそれ以外を分け、各店舗に配布しておりました。本来、お客様に抽選券をお渡しする際は、当選券およびそれ以外の券、すべての番号をシャッフルしてお渡しするところ、新宿店およびタワーレコード オンラインにおいてはシャッフルが十分に行われていない状態でお客様に配布したことで、このような事態を招く結果となりました。”

要点を掻い摘まんで説明すると、「当選券とそうでない券（ハズレ）を分けていた」、「シャッフルするはずが出来ていなかった」とのことだ。

この説明だけでは腑に落ちないと思った編集部はお昼に続き再度タワーレコードに問い合わせてみた。

記者　『B1A4』というグループの抽選券なんですが、連番で来ていたのですがあたら無いようになっていたらしいのですが。
担当　今そのような情報が出てしまっているようなんですが……。
記者　17時に謝罪の告知が発表され『当たりとそうでないものが分けられていた』とされてますが、なんでこんなことになってるんですかね？
担当　文面にもありますがより多くの方にご参加頂くために、当たりを分けて配分させて頂いていたので……。
記者　文面にある『あらかじめ当選券とそれ以外を分け』っていう意味を具体的に教えて欲しいのですが。当たりがあらかじめ抜かれていたってことなんですかね。
担当　そうですね、その文の通りでして……えーっと……　こちらのお店に来て頂いた時点でそこがもう（当たりとハズレが）分かれていてお店の方でシャッフルするってなっていたんですね。それがうちのほうで出来ていなかったので、連番になってしまいお客様からご報告受けたって次第です。
記者　連番になっていてあらかじめ抜けていたやつが当たりになっていたわけなんですよね。
担当　そうですね。ただ当たりの方はスタッフの不正ってのは一切御座いません。きちんとお店の方で何名か当たりも出ていますので。
記者　当たった方いるんですね。
担当　はい、それはお店の方で確認させて頂きました。

このように実際に連番が抜かれていたのは、「シャッフルが出来ていなかった」、「当たりとはずれ券をあらかじめ分けられていた」ということが原因。
しかしお店側は実際に当たった人も数名いるという。
またこの謝罪文から1つ分かった事実は、当選番号はあらかじめ分かっていたということだ。

3月11日のイベントもこのまま開催される予定だとか。『B1A4』は全く悪く無いが、今回の騒動で風評被害にあってしまっている。

しかしこの説明で納得行くファンはいるだろうか？　前回のタワーレコードへの問い合わせ記事もあわせて読んでみてほしい。

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