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2025/11/27 04:00:33
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インドの私立学校の校長であるビンドゥクマー(31)が11歳の教え子に常習的な性暴行を行っていたとして逮捕され、罰金10万ルピー(約15万円)と死刑判決を言い渡された。
インドの裁判所は15日、児童保護法(POCSO)違反容疑などで起訴された私立学校の校長であるビンドゥクマーに死刑を宣告。裁判所は判決文にて「事件の性質上、死刑以下の罰則は下すことができない」と述べた。
ビハール州パトナにある私立学校の校長ビンドゥクマーは2018年7月から8月まで、少なくとも6回にわたって11歳の教え子を性暴行した。犯行は同じ学校の教師のアビシェク·クマール容疑者(29)も加わっていた。教師は校長のいる校長室に被害生徒を連れてき、性的暴行の場面を撮影。「被害の言ったら動画を公開する」と教え子を脅した。校長の常習的な性的暴行で、被害生徒は結局、妊娠に至った。
被害生徒の親は、同年9月に頻繁に吐き気を患い娘を病院に連れて行ったことにより妊娠の事実を知ることになった。その後、校長の性的暴行で娘が妊娠したということを知り即警察に通報した。校長と教師の犯行を知った司法当局は、被害生徒の中絶を許可して、胎児のDNAサンプルを採取して被疑者のものと比較分析した。その結果、胎児の生物学的父親は校長に明らかになった。
判決は「胎児から採取したDNAサンプルを鑑定した結果、校長の遺伝子と一致した。被害事実を裏付ける強力な証拠で有罪確定に重要な役割をした」と説明。続いて「死刑以下の刑を宣告することは、被疑者中心の司法制度を作る格好であり、法廷に対する国民の信頼を失う結果を生むことになる」とし、校長に罰金10万ルピー(約15万円)と死刑を宣告した。被害生徒を連れてきて犯罪に協力した教師には罰金5万ルピー(約7万円)と終身刑が言い渡された。
被害少女は現在、中絶手術後に回復中であり、事件が起きた学校は閉校している。
インドでは2018年4月23日に、12歳未満の子供への性暴行で有罪になった者を死刑に科することを認める法令が承認されたばかり。今回の校長はその法令施行後初の死刑となる。
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