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2023/03/29 04:19:50
『ONEXPLAYER』はCore i7またはCore i5だったが『ONEXPLAYER mini Ryzen』はRyzen7 5800Uとなっている。
インテル版は第11世代だったので、Core i7で8コア数、16スレッドだったが、Ryzen7 5800Uに同じく8コア、16スレッドとなっている。ただCPUの価格が安いので本体価格がグッと抑えられる。こちら搭載されているRyzen7 5800UはAMDの新アーキテクチャ「Zen 3」の物となっている。
Ryzen7はCore i7の第11世代を抑えるほどのスペックを叩き出している。ただインテルが本気を出した第12世代には負けてしまっているが、それでもRyzen7は速いCPUの部類に入るだろう。
そんなRyzen7を搭載したゲーミングPCをお借りしたのでレビューしたい。まず見た目は『ニンテンドースイッチ』や『Steam Deck』にそっくりだ。というよりディスプレイ一体型のゲーム機となると、ほとんどこの形状になってしまうのは仕方ない(ゲームギア、リンクス、ゲームボーイアドバンス・・・・・・)。
ボタンはスタンダードな形状でXboxに準拠しているのでほとんどのゲームが遊ぶことが可能。ABXY、メニューボタン、LB、RB、LT、RT、スティック2本に十字キーと奇抜なところは無い。またジャイロセンサーも搭載されている。
本体上部にはUSB Type-CのほかにUSB-A、3.5mmイヤホンジャック、ボリューム、電源と集約されている。Type-Cは本体下部にも着いているがこれは充電しながら遊ぶためのものだろう。
スペックを計測する上で定番となっているのがベンチマークソフトの「シネベンチ(CINEBENCH)」。今回もマルチとシングルの両方を計測してみた。
マルチスコアは7815と脅威のスコアを叩きだし7番目となった。これより上にあるのはスレッドリッパーやXEONなど業務用CPUばかり。モバイル用CPUでここまでの性能を引き出せるのにまず驚いた。
ただこれはCPU演算能力だけのテストであって、これがゲームの処理能力に直結するかと言えば別問題だ。ゲームの3D処理はGPUが得意分野としている。この『ONEXPLAYER mini Ryzen』にもAMD Radeon RX Vegaグラフィックスが搭載されている。その基準として分かりやすいのが、インテルの「Iris Plus Graphics」と同等かちょっと上であり、「Iris Xe Graphics」よりかは劣る程度のスペックだ。「Iris Xe Graphics」は第11世代のCore i7とCore i5から搭載されている。
つまりCPUでどこまでゲームを引っ張ってくれるのかがキーとなる。
3Dグラフィックス処理を行うベンチマークを計測するために重たいとされている『FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク』で計測を行う。設定は標準品質のフルHD解像度。なお高品質にした際はNVIDIAのHairWorks、NVIDIA Flowなどのハイエンド機能が活用されるので、AMD Radeon RX Vegaでは不利に働く。それでも重たいとされている『FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク』は荷が重たかったのか、AMD Radeon RX Vegaでは60フレーム出ることはほとんどなかった。スコア結果は1786(動作困難)となってしまった。
総合するとCPU性能が異常に良いモバイルゲーミングPCということになる。気軽に寝転がりながら遊びたい人向けだろう。ただパソコン用ゲームということで、キーボードとマウスで遊ぶゲームも多くあるため、そういう時にはUSBやBluetoothで別途接続する必要がある。幸いにも3軸ジャイロセンサーを搭載しているので、レースゲームであればハンドル代わりに使うことが可能だ。
CPU性能は良いし、メモリは16GB、ストレージ容量も多いし普通にノートパソコンとして使いたいくらいのスペックである。なお負荷が大きいときはファン音がかなりうるさくなる。ナイトモードボタンがありそれを押すとファンの回転が低速になり静音化される。
『Steam Deck』が日本国内で発売されていない今はこういった『ONEXPLAYER mini Ryzen』も候補に入れていいだろう。なによりCPU性能が思った以上にパワフルであった。ゲームだけに使うのにはもったいないくらいだ。動画編集する人なんかはこの性能のPCを欲しいのではないだろうか。
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